地に足をつけるの意味と生き方!使い方と例文の具体例や英語表現!
地に足をつけるとは? 意味は、考えや行動がしっかりして、物事に集中し冷静であること。
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地に足をつける生き方でないと仕事は上手くいかないかも!
Contents
地に足をつけるとは?読み方と意味を詳しく!
「地に足をつける」
読み方は「ちにあしをつける」です。
意味は以下。(足が地に着くの解説です)
行動、気持などがしっかりしている。落ち着いている。
(日本国語大辞典)
こう言った意味と解釈。
- ➀:落ち着いた様子
➁:気持ちがしっかりして安定
➂:着実である(一貫性がある)
物事を進める時など、ゆっくりでも着実でしかも確実、落ち着いて安定してしかも、集中している様子を表す表現。
そわそわしない、浮足立っていない、安定感がある例えで、使われます。
「生き方」
として、よく年長の方から言われる場面があるかと。
地に足がつかないとは?どんな状態のこと?
「地に足がつかない」
は、
「地に足をつける」
の否定形です。
意味は以下の解説。
主に否定形の「地に足がつかない」の表現で用いられ、浮き足立っていて冷静さを欠いた様子などを意味する表現。
(実用日本語表現辞典)
箇条書きでまとめると以下の内容。
- ➀:浮足立って落ち着かない
➁:冷静さを欠いている
➂:軸足も腰も据わらずふらふら・・何をしたい?
➃:一つの物事に集中できず気もそぞろ
こんな方。
何度も転職を繰り返す方や、方針をしょっちゅう変更し、結局何も得るものがなかった・・こんな感じの方。
気持ち(精神)に、一貫性がない状態を言います。
周囲にいませんか?
地に足をつける生き方のメリットとデメリット!
「地に足をつける生き方」
こうありたいもの。
主義主張に一貫性があって、一つの物事に向かって進んでいく印象。
メリットは以下が考えられます。
- ➀:ゴールを目指す強い意志(ぶれない)
➁:周囲からの信頼を得る
➂:リーダーにふさわしい
➃:結果がついてくる(信頼や経済的にも)
などなど、いいことづくめ。
然し、もしかしたら、多少「強引さ」を、感じられる場面があるかもしれません。(注意しましょう)
逆にデメリットは、全くこの反対。
「地に足をつけない生き方」
のメリットは、あるとしたら
「自己満足」
でしかなさそうに思います。
それはそうですね‥自分の思い通りに生きているのですから。
でも、得るものとしての対価は、ほとんどなさそうに思います。
「地に足をつける」
生き方をしていきましょう。
地に足をつける同義の四字熟語!
「脚下照顧」
読み方は「きゃっかしょうこ」です。
意味は以下の解説。
禅宗で、足元に気をつけよ、の意。自己反省、日常生活の直視をうながす語。
(日本国語大辞泉)
「地に足をつける」
前に、自分自身を知ることを促す言葉に感じます。
自分の足元をよく見て、今日の行いを反省して、日常生活の間違いがあればただし、それを以て
「地に足をつける」
そのことを促す言葉に感じます。
こんな四字熟語もあります。
地に足をつけるの使い方を場面と例文と会話例で!
この章では
- ・地に足をつけるを使う場面。
・使い方を短文の例文で。
・地に足をつけるを用いた会話例。
を解説します。
地に足をつけるの使い方と使う場面は?
「地に足をつける」
の使い方は、その人を評価するときに
- ➀:地に足がついてる人を評して
➁:地に足がつかない人の戒め
➂:仕事や物事の進め方の表現
の時に、例えて使うのが一般的かと。
場面は以下のように考えてみました。
場面➀ | 地に足がついてる人を見習う |
場面➁ | 地に足がつかない人を戒めに |
場面➂ | 業務や物事に進め方は、地に足をつけて着実に |
場面➃ | 仕事をしょっちゅう変える方の戒め |
場面➄ | 成功者を讃える |
一般的に、代表的な場面を、ピックアップしてみました。
今の自分や、対象者との比較などで、讃えるまたは戒める、または進め方などで使うのが、一般的かと思います。
「地に足をつける」の使い方を短文の例文で!
以下の例文で。
例文➀ | 社会人一年生の心構えとして、「地に足をつける」生き方を、心がけるが大事だ。 |
例文➁ | 何度も転職を繰り返す方は、「地に足をつける」生き方には、程遠い印象を受ける。 |
例文➂ | 部長は主義主張は一貫して、まさに「地に足をつける」生き方を、実践してきた見本だ。 |
例文➃ | 「地に足をつける」生き方を、身に着けるには、子供のころからの教育が大事だ。 |
例文➄ | 思い付きのような、「地に足がつかない」ようなアイディアでは、実現は不可能だ。 |
例文⑥ | 定年して益々、「地に足をつける」生き方をしていかないとな~と最近考える。 |
例文の具体例を挙げてみました。
ふらふらしている人に対しての戒めとして、そうありたいという希望や、地に足がついてる方の評価などなど。
いろんな場面で、この言葉は使えると思います。
「地に足をつける」を使った会話例!
以下の会話例で。
俺転職しようと思ってるんだが、どう思う?。
お父さんって、「地に足がついてない」というか、なんかふらふらするよね。その年でもどうしてそんな気になるわけ?
仕事の立場というものに、負けてしまうのかもしれない。
みんな、ぶら下がってんだから、しっかりしてね。
はあ~~なのですが、万事がこんな感じで、とても大変な時代でした。
私自身、地に足をつける途上にあったような気がします。
「地に足をつける」を使う場面で注意する5つのポイント!
「地に足をつける」
を使い場面での注意することを以下にまとめてみました。
①:文脈の確認:
基本的には「現実的に考える」「実情に基づく」といった意味で使われますが、文脈によっては誤解を招く可能性がある。
②:誇張の避け方:
この表現を使う際、あまりにも誇張し過ぎると、他者を非現実的であると非難しているように受け取られる恐れがある。
③:対比表現の使用:
「地に足をつける」の反対や対照的な意味を持つ言葉と組み合わせて使う場合、そのバランスに気をつける。
④:具体性の確保:
「地に足をつける」という言葉だけでは、何に対して現実的であるのかがわかりにくい場合がある。具体的な内容や事例を併せて述べるとよい。
⑤:冗談や皮肉との区別:
軽い冗談や皮肉の文脈で使用する場合、誤解を招かないように相手や状況をよく見極める。
注意点の要約:
「地に足をつける」
は現実的な判断や行動を
「促す言葉」
として日常的によく使われます。
しかし、使用する際は文脈や相手の立場を考慮し、具体的な内容や事例を示すことで
「誤解を避ける努力」
が必要です。
表現の豊かさを持つ、とてもいい言葉なのですが使い方によっては誤解を招く場合もありそうです。
注意しましょう。
地に足をつけるの類義語(類語)と言い換えは「着実に」!
地に足をつけるの類義語(類語)は以下。
手堅く | 注意深くて危険を冒さない |
地道な | 手堅く地味でも、着実に物事をすること |
危なげなく | はらはらせず、安心してみていられる |
着実に | 一歩一歩確実に積み上げている |
丁寧に | 細かいところまで気を配ること |
言い替え | 着実に |
確実性がある言葉が、やはり類語になりうます。
言い換えとして、適当だな~~と思うのは
- 「着実に」
にしておきます。
多くの場面で、置き換えとして機能すると思います。
地に足をつけるの反対語(対義語)は「地に足がつかない」!
地に足をつけるの反対語(対義語)を考えてみました。
着実に、手堅く、気持ちが落ち着いて揺るがない様子ですが、その反対ならやはり
- 「地に足がつかない」
この言葉になろうかと思います。
意味は以下の解説。
浮き足立っていて冷静さを欠いた様子などを意味する表現。
(実用日本語表現辞典)
上でも紹介しましたが、反対語としては適当だと思います。
他には
- ①:浮足立つ
②:腰が据わらない
③:そわそわして落ち着かない
なども、反対語といえます。
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地に足をつけるを英語で表現!
試しに検索で。
地に足をつける:Put your feet on the ground
そのまんまに感じます。
他の英訳も。
①:keep one’s feet on the ground
②:to be down to earth
③:grounded
例文はこちら。
a business that’s down-to-earth
(地に足が付いたビジネス)
a business that’s grounded
(地に足が付いたビジネス)
(DMM英語)
いい表現だと思います。
いつもながら感心します。
「地に足をつける」ことができず定まらない方の心理を考えてみた
「地に足がつかない人の心理特性を以下のように考えてみました。
「転職」
を例に挙げて。
①:不安感:
未来に対する不安や現在の立場の不安定さが強く、それが転職の原因となることがある。
②:完璧主義:
理想と現実のギャップに苦しむことが多く、理想に合わない職場に不満を感じやすい。
③:高い適応性:
新しい環境や人々との関わりに対する適応能力が高いため、変わることへの恐れが少ない。
④:求める刺激:
モノトーンな日常に飽きやすく、新しい環境や経験を求める欲求が強い。
⑤:自己評価の低さ:
自身の能力や資質を適切に評価できず、劣等感を持ちやすい。
感想:
「地に足がつかない」
と感じる人は、内面的な不安や外部環境の変化に
「敏感」
であり、その結果として安定を求めることが難しいことがあるように感じます。
しかし、これらの心理特性は必ずしも
「ネガティブ」
なものではなく、適切な環境やサポートがあれば、これらの
「特性を生かした」
多様な経験や知識を積むことができるのではないかな~~と。
大切なのは
⑥:自分自身の心理や特性を理解する
⑦:それに合った生き方やキャリアの選択をする
ことであろうかと。
が・・それができないから
「地に足がつかない」
こともあるんだべな~~と。
しかし、上の項目は要素としてはかなり重要に感じます。
「地に足をつける」は論語の「不惑」と同義に感じる!
孔子の教えをまとめた論語。
「論語―為政」
の一節。
子曰、吾十有五而志乎学、三十而立、四十而不惑、五十而知天命、六十而耳順、七十而従心所欲不踰矩。
この中の
- 「四十而不惑」(四十にして惑わず)
「40歳では迷わないこと」
という意味で以降
不惑:四〇歳の異称。
の意味も含んでいます。
孔子は「十五にして学を志し・・」ですが、そう大それたことは、必要ないにしてもせめて40歳では
「不惑」
であってほしいと思います。
この年齢で「地に足をつける」生き方ができていないと、人生がますます不安定になりそうな予感。
自分の子供たちを見ていて、私自身がそう感じる次第。
もう一つ、40歳にまつわるこの辺(地域)でのことわざ。(他の地域はわかりませんが・・)
- 「四十馬鹿に付ける薬はない」
です。
これは「馬鹿」は、別な意味合いで「性格や生き様」などを指すかもしれません。
意味は
- 「40歳になったら性格は変わらないし、いくら言ってもその人間性は変わらない」
そんな意味です。
怠け者は怠け者なんだな~~(もちろんそうでない方もたくさんいます)
一般的に「戒め」の言葉です。
こんな、40歳(不惑)にまつわる言葉、皆さんの地域にはありませんか?
「地に足をつける」
という言葉と、対になってるようにも思います。
地に足をつけるいい話!感想とまとめ!
「地に足をつける」
の本記事の内容を、以下の表にまとめてみました。
➀:意味 | 考えや行動がしっかりして、物事に集中し冷静であること。 |
➁:生き方とは? | 主義主張が一貫していて、ゆるぎない生き方。 |
➂:使う場面 | 戒めや願望や、その人を評する場面 |
➃:使い方を例文で | 何度も転職を繰り返す方は、「地に足をつける」生き方には程遠い印象を受ける。 |
➄:類語 | 着実に・手堅く・地道な・他 |
⑥:言い替え | 着実に |
⑦:反対語 | 地に足がつかない |
⑧:英語表現 | a business that’s down-to-earth |
意味のおさらいです。
行動、気持などがしっかりしている。落ち着いている。
(日本国語大辞典)
主義主張が一貫しており、ゆるぎない気持ちと、一貫性がある状態。
「地に足がつかない」
との対比や、生き方などを解説しました。
こうありたいものと思います。
地に足をつけるいい話!私の人生など!
人生長く生きてきました。
「地に足をつける」
そうありたいと、思えばいつも、思ってきたな~~と思います。
スカスだ・・実際はなかなか、そうはいかないのが実際。
3度転職しました。
そして、めでたく定年を迎えて、さてこれからどうする?
今はそんな場面。
人生100年ていうけど、まさかそこまではいかなくとも、普通に考えれば、平均年齢の
「80代」
まではいけるのかな?
ではそれまで、定年したからって、年金暮らし?
そんなことはないですよね~~
まいにち、何もせずにだらだらと??
まさか、そんなことしていたら、私の場合は頭変になりそうです。
そこのところを、今思案中!
どうやって生きていこうか?
地に足をつけて生きていかないとね。
何かを、大成したいと思うのですが、それが何か??
この年になって、そんなこと考えるとは、思いませんでしたが、現実はそのようです。
同世代の方・・いかがですか?
・・・・・・・・・・
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*ヘッダーの写真は、私が撮影した、宮城県の小僧滝の夏の写真です。