総花的とは 意味と読み方は?使い方を短文の例文で!類語や英語表現!

唐桑半島巨釜半造の夏の風景写真

総花的とは?
意味は、まんべんなく利益や恩恵を与えることを言います。
読み方は「そうばなてき」です。
語源と由来のお話や、使い方を短文の例文の作成で検証してみます。
類義語(類語)や反対語や、英語での単語や例文など。
総花的な、言葉の意味に迫ってみようと思います。

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総花的とは?意味と漢字の分析!

 

総花的のイメージ写真

「総花的」
読み方は「そうばなてき」です。
「そうかてき」ではないので、注意ください。
意味は以下のようです。

1:すべての関係者にまんべんなく利益・恩恵を与えること。
2:全員に対してまんべんなく引き立てること。

こんな意味になります。
こう書くと、すごく平等で、素晴らしい考えのようにも取れますが、一筋縄ではいかないのが、この言葉の裏に隠された、マイナーなイメージです。

しかしながら、すべて平等に行かないのが、予算の均等配分や、会社なら意見を平等に実施など、ピントが外れても均等に‥(平等という悪習慣)
こうなると、重点的な政策や、そもそも予算消化もしない部署に、配分する無駄のようなものも。(具体性の欠如ともいえる)

良し悪しの、判別が際立つ言葉になろうかと思います。
該当の文脈を、よく読むことが重要ですね。

*使い方のところで詳しく。

 

漢字から意味を読み解いてみる!

 

総花的は、もともとは「総花」だったようですね。
それに、後に続く文言の接続のため、的をつけたという事のようです。

  • 総:すべての人に
    花:祝儀

そうです。
花というのは祝儀のこと。
昨年の、10万円の給付金を思い出しました。
あれはいい政策だったのかな~~と!

なので~~すべての人に均等に恩恵を与える・・そうなります。

 

総花的の語源や由来のお話!もとは花柳界などでの言葉!

 

総花的のイメージ写真

「総花的」

という言葉は、もともとは「花柳界」や「料亭」でのお話になります。
お客さんが、芸子さんや従業員やそのお店の全員に、祝儀を配ったそうですが、それを称して

「総花的」

と称したそうです。
ここが語源になります。

 

総花的という言葉が生まれた背景は?

 

お客さんにとっては、見栄えや示威行為であって、いただいた方は気前がいいお客さんには出向いて、礼をしたそうです。
お店の従業員全員に、祝儀をしたそうですから、並の財力ではないですね。

言葉「総花的」というのが生まれるのも、無理からぬことのように思います。
ここでポイントなのは、その対象が

「お金」

です。
尤、現代ではそれ以外でも使われる場面もあるようですが、基本はお金が根底にある場合が多いという事は、認識しておいた方がいいともいます。

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総花的の使い方は「総花的な」「総花的に」の二つがある!

 

使い方の具体例としては

「総花的な」と「総花的に」という、大きく分けて二つの使い方が考えられます。
これ結構意味が大きく違ってくるので、要注意と感じました。

 

総花的なの使い方は?

 

総花的な予算配分、という言葉があるとします。
となると、企業でも市町村でもお国でも、予算を均等配分するという意味ですね。
これには、重点政策というものが、存在しないような気がします。

企業なら、利益追求型の予算配分にならないかもしれません。

 

総花的にの使い方は?意味するものはなんだ?

 

「総花的に」
という事は、均等に予算配分しようという、実行前のお話に感じます。(もちろん過去形でも)
上で書いた、企業でも市町村でも、予算配分を行う時の前提条件を

「総花的に」

という事は、すべてに恩恵が受けられるような均等な予算配分。
これを

「総花的な(に)予算配分」
「総花的な(に)政策」
「総花的な(に)経営」

というんだそうで、これは「八方美人」的な政策で、「愚策」という、裏の印象というか、イメージもあるようですね。

たしかに・・そう思いました。
どこが重要か、重点配分やダメなところの切り捨ては、常にやっていかないと、有効な予算配分にはならないわけですから。

この辺も、「総花的」という言葉が出てきた場合は、意識しておいた方がいいと思います。

 

総花的を使う場面と使い方を短文の例文で検証!

 

総花的のイメージ写真

 

総花的を使った例文を作成してみた!

 

以下のように作成してみました。

1:総花的な政策では、メリハリがなく重点政策がわかりにくい、今の政治ってそうではないだろうか?
2:総花的って、単なるバラマキにも写ってしまうのは、私だけだろうか?
3:演説で、総花的に感じるのは、メリハリがなく、焦点がぼけて聞こえてしまう。
4:総花的に進めていいことって、地域社会の場合は、確かにもれては困るから、これはこれで正しいと思う。
5:家庭の中は、ある意味総花的でないと、反乱が怖い!

などなどこんな内容で。
政策に対する批判って、普通にテレビやマスコミで、沢山言われますが、実際の予算配分ってどうなのかな~~って、思います。
福祉予算が、今は一番なのかな‥多分。
お年寄りが多い、高齢化社会ですから、仕方のないことですが、それはそれとして、ほかにも重点配分がないといけないと思うんだな。

演説で、誰にでも聞こえがいいことを言う、「総花的な演説」は、得てして話はいいのだが・・の世界かと。
散々騙されました。

家庭の中は、やはり総花的がよろしいかと・・一人だけ祝儀がないのがいると、後が怖いですから。

皆さんは、この「総花的」いかがですか?
身の回りで感じることがありますか?

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総花的の類義語(類語)・言い換えにはどんな言葉が?

 

「総花的」

の類義語(言い換え)には、以下のような言葉の候補があります。

  • 1:ばらまき的
    2:手あたり次第の
    3:まんべんなく
    4:網羅的

などなどがあるようです。
はっきりと、言い換えられる類語は、なさそうに感じます。
やはり、下々までいきわたる、そんな意味では少し、抽象的に感じます。
「まんべんなく」
が近いような気がしますが、さてどうでしょうか?

 

総花的の反対語(対義語)にはどんな言葉が?

 

総花的のイメージ写真

「総花的」

の反対語(対義語)には、以下のような言葉があるようです。
しかしながら、少しならず悩んでしまいました。
反対の言葉って、なかなかムズイんだな。

  • 1:重点的
    2:集中的

で、いかがでしょうか?
まんべんなく均等にいきわたるように・・の反対ですから、何かの部分には
「重点的」
に、資金を集中させる。
これが、反対の意味に感じます。
・・・・・・・・
縁の下の力持ちの由来のお話は面白かったですね~~
確かに。

縁の下の力持ちとは?意味と特徴はどんな人?英語表現と使い方と例文!

春の眠りは、確かに気持ちのいいもの。

春眠暁を覚えずの作者は誰?語源の意味と英訳の表現や使い方の考察!

語源や英語表現など、とても参考になりました。
・・・・・・・・

 

総花的を英語で表現する単語や例文!

 

いつものように検索で。

総花的:でてきません。

普通のヤフー検索では、無いんだな。
他の英訳では?

「all around」

です。
これはこの通りかと思います。
例文ですが以下のようです。

In this speech you should try not to please everybody but to express yourself clearly.
(今回のスピーチでは総花的な話をせずに自分の思っていることをはっきりと言うべきである.)

*weblio辞書

All-around policy
(総花的な政策)

など、これは少しは、私でもいいかな‥そう思いました。

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総花的には縁遠い私!感想とまとめ!

 

「総花的」
の意味や、使い方やその場面、語源や例文など、言葉に関することを書いてきました。
なかなか、この言葉は「意味深」な言葉に感じます。

肯定的なことよりも、否定的な場合に使うように感じます。
意味のおさらいです。

1:すべての関係者にまんべんなく利益・恩恵を与えること。

こんな意味になります。
やっぱし、どう考えてもばらまきのイメージがします。

総花的のイメージ写真

 

個人の感覚と総花的のずれと自分!

 

この言葉「総花的」というのは、初めて知りました。
こんな言葉もあったんですね。

しかし、とても便利な言葉に感じました。
私の感覚を、一言で言いえていると、感心しました。

人当たりに関して、私は「八方美人」を心がけていましたが、これも
「総花的」
な接し方と表現すれば、どうでしょうか?

同じに感じるのですが。
全ての方に、同じように接する。
しかし、「美人」は入ってないから、やっぱし違うかな・・たぶん。

でも、そんなことを考えてみたりしました。
皆さんは、この「総花的」という言葉に対して、どう感じますか??

・・・・・・・・・・
百聞は一見に如かず・・
確かにそう思います。
必ず自分の目で確認することは、すごく大事だと思います。

百聞は一見に如かずとは?続きが真の意味と由来は?体験を例文作成!

二兎を追うものは、一兎も得ない。

二兎を追うものは一兎も得ずの意味は?由来と使い方や例文と英語表現!

これも確かに経験あるな~~
語源の、由来のお話は面白かったです。

・・・・・・・・・・
**多分に自分の主観を入れて書いてますので、???な部分があっても容赦ください。
ヘッダーの写真は、私の愛機のx-s10で撮影の、唐桑半島の巨釜半造の夏の写真です。

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