根(音)を上げるの意味と使い方と例文!類語と反対語と英語表現!

9月の松島嵯峨渓の写真
根を上げるとは?
正しくは「を上げる」で「根」は誤用です。
意味は、もう無理だ、限界だ、といった弱音を吐くこと。

  • ➀:使い方と例文と会話例。
    ➁:語源は泣きごとに由来。
    ➂:類語と言い換えや反対語と英語表現。
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最近は音を上げてばっかで疲れマスタ!

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音を上げるとは?意味と読み方!

音をあげるのイメージ写真

「音を上げる」
読み方は「ねをあげる」で慣用句。
意味は以下の解説。

1:泣く際に声を出して泣く。泣き声をあげる
2:困難・苦難に耐えられず、声をたてる。弱音をはく。降参する。
(日本国語大辞典)

簡単に言うと、苦しさに耐えられず、声を立て、弱音を吐き降参する。
そんな意味。

自分が音を上げるときは、上のような状況ですが、これは他人においても成り立ちます。
友人が、今の状況を淡々と・・・弱々しい言葉や、根性のない話を淡々と・・

「何、お前音を上げてんだよ?」

という表現がこの場合成り立ちます。。
弱気な発言、後ろ向きな気持ちを表現すること・・これが「音を上げる」です。
そして、この先には何かを目指すものを、途中であきらめるという、そんな前兆になります。

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音を上げるの語源は辛い泣きごと(弱音)に由来!

音をあげるのイメージ写真

「音を上げる」

の語源は、その漢字にあります。
この場合の「音」という漢字。
ここを分析していきます。

漢字から語源を考える!

「音」

音の読み方と漢字の分析は以下。

音読み おん、いん
訓読み おと、ね
意味を詳しく
 おん 音域、録音、録音
 おと 足音、雨音、騒音
 いん 母音、子音、福音
 ね 弱音、音色、初音

という、音読み、訓読みでの「音」に関する漢字での、使われ方の例です。
今回は「ね」ですから、(弱音、本音、初音)の部分が、語源に関係します。

「ね」というのは、「人や虫などの声」を表現しています。
これの特徴は、人の感情に訴えるような、小さな声・・まるで振り絞るような、感情を表現する。

そして、「ね」の次の「あげる」は声になります。
「泣き言」にも似た、「声を出す」ことになるんだな。
「弱音」を言う、「弱音」を吐く、ということを表現して

  • 「音を上げる」

という意味になります。

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もう一つの漢字の分析!

「音」
という漢字の、成り立ちのお話。
音:口から出た声
を表す「会意文字」です。

会意文字:二つ以上の漢字の字形や意味を組み合わせて作られた漢字

同じように
象形文字:物の形からできた漢字
音の場合は「会意文字なので・・

  • 「音」

の場合は上の「立」と、下の「日」を言います。
「立」の部分が、言うという意味を持っていて、さらに下の「日」は、発する音を示し、組み合わせて
「音」という漢字ができたと。

  • 「音を奏でる」

という表現がありますが、これは音の漢字のもとになる、楽器や、草、木、石とぶつかり合う、「音」。
「音が出る」:弱音(弱い音)
これはどうも、こじつけにも思いますが、「音」という漢字の成り立ちを調べて、思ったことです。

  • 耳障りの言い弱い音:弱音

かもしれません。
あげる:声を上げる
これで「音を上げる」という言葉になろうかと。

言葉の起源は、明白なものもあれば、そうでないものもたくさんあります。
その場合は、やはり漢字が起源になる場合が、とても多いです。

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音を上げるの使い方を場面と例文と会話例で!

この章では

  • ・音を上げるを使う場面。
    ・使い方を短文の例文で。
    ・音を上げるを用いた会話例。

を解説します。

音を上げるを使う場面は?

「音を上げる」
を使う場面は、困った、行き詰った、進退窮まった・・などなど、困った場面ですね。
さらに、ネットニュースなどで、音を上げずに克服した記事などなど・
以下に具体的な場面を考えてみました。

場面➀ 仕事がうまくいかない・困った
場面➁ 友人と関係が・・
場面➂ ブログ運営に行き詰まる
場面➃ 受験勉強
場面➄ 人間関係

などなど。
その方の日常での、問題点。
重要な課題なら、なおさら音を上げたくはないですが、思い通りいかなくて、壁に当たると、思わず
「もう無理かな?」
そう思うのも、理解できます。
そんな場面、何度もありましたから。

「音を上げる」の使い方を短文の例文で!

以下の例文で。

例文➀ バブル時は超多忙で、残業時間も桁外れも、音を上げながらも、何とかしのいできた。
例文➁ 設備の故障で、休日で修理ができず、音を上げたい気分だった。
例文➂ 以前の会社で、設計の仕事の多忙で音を上げて、転職に踏み切った。
例文➃ こんなことでいちいち音を上げていたら、ほかは何もできない。
例文➄ 仕事量の多さというよりは、役目の多さに音を上げた。
例文⑥ 部長が今の地位にいるのは、音を上げたことを見たことがない、前向きな考え方にあるな。
例文⑦ 彼女の良いところは、決して音を上げない、ポジティブな考え方だ。
例文➇ 今日の田んぼの草刈りは、暑くてしんどくて、音を上げそうだった。

などなど。
私の経験から、短文ですが、例文を作成してみました。
ポジティブな方って、ほとんど音を上げない傾向が、あるように感じます。
前向きですね。

が・・それはなかなかしんどい!
しんどいから、音をあげるんです。

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「音を上げる」を使った会話例!

以下の妻との会話例で。

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お父さん、もう私今の仕事つかれた・もうだめ!

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なに、「音を上げて」るんだよ。どんな仕事したってそんなのはついて回るんでない?

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だって、あまりにも聞き分けがなくって、ひどいんだもん。

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そりゃ~~他人の子だからね。でもその子の親になった気分になったら、どうだい?

妻は〇〇〇に行ってるのですが、なかなかしんどそうです。
たまにこうやって、音を上げるまでにはいきませんが、それらしいことを言って、まあ~~ストレス発散なんでしょうね。
私はいつも聞き役です。

70歳まで働くと言ってます。

音を上げるの類義語(類語)と言い換えは「お手上げ」!

音をあげるのイメージ写真

「音を上げる」
の類語(類義語)は以下。

挫折する 仕事や計画などが、中途で失敗しだめになること。
投げ出す 放棄する
棄権 権利を捨てて使わないこと
逃げ出す 逃げてその場から立ち去る。
お手上げ どうしようも無いことや降参
言い替え お手上げ

などなど。
言い替えとして適当だな~~と思うのは

「お手上げ」

です。
意味は以下の解説。

どうしようも無いこと、行き詰まっていること、または降参すること。「もうお手上げだ」「お手上げ状態」などといった具合に使う。
(実用日本語表現辞典)

「音を上げる」
と同義語で、多くの場面で置き換えとして機能すると思います。

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音を上げるの反対語(対義語)は貫徹!

「音を上げる」
の反対語を考えてみました。
さて?
音を上げるという事は、かなり困難な事態です。
しかも投げ出して挫折するかもしれません。

一つにはまとめられないな~~

  • 1:貫徹
    2:仕上げる
    3:容易

が候補です。
一番適当かな~~と思うのが
「貫徹」
かな‥私の場合。
音を上げずに、強い意志をもって「初志貫徹」ですね。

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音を上げるを英語で表現!単語と例文!

「音を上げる」
試しに検索で。

音を上げる:Raise the sound

なんかそのまんまの感じです。
他の英訳は?

  • 1:give up
    2:make complaints

「give up」
って、この場の意味そのまんまの気がする。

例文です。
If you give up now, all the efforts you’ve made will be wasted.
(今ここで音を上げたら、これまでの努力が無駄になる)
The work was so hard that he had to give up.
(あまりの重労働に音を上げた)

などなど・・
これはなんとなく理解しやすかったです。
ググるのは、やっぱし精度がいまいちですね。

パソコンが音を上げそうな雰囲気!私と同じ能力の限界か?

最近PCのハードディスクが
「音をあげて」
結構うるさい。
購入して確か5年程度。

「SSD」
って静かだよな~~って、最近思います。
四六時中「カリカリ」行って、その音って気にしだすと気になるんだっけな~~

これ、最近の私もそうなんだよね~
気分が「カリカリ」と言いたそうです。

気持ちが折れなくて、まだまだと言う気分になっていれば
「定年」
などしなくていいのですが、年齢のせいにして言い訳していそうに感じます。


でも苦痛極まりない・・会社に行くのが。
音を上げて限界っぽいんだな~~

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音を上げず歯を食いしばろう!感想とまとめ!

「音を上げる」
の本記事の内容を、以下の表にまとめてみました。

➀:意味 もう無理だ、限界だ、といった弱音を吐くこと。
➁:語源と由来 漢字と言葉の意味による
➂:使う場面 困った場面や行き詰った場面など
➃:使い方を例文で バブルの時は超多忙で、残業時間も桁外れだったが、音を上げながらも、何とかしのいだ
➄:類語 挫折する・投げ出す・お手上げ・など
⑥:言い替え お手上げ
⑦:反対語 貫徹
⑧:英語表現 The work was so hard that he had to give up.

語源は、突き詰めると弱音のようですが、人生生きていると、たまには弱音も吐きたくなります。
でも、前向きに。
みんなそうやって、生きているんだべな~~と。

意味のおさらいです。

2:困難・苦難に耐えられず、声をたてる。弱音をはく。降参する。
(日本国語大辞典)

これが一番近いかな‥そう感じます。
反対語はちょっと難しかったです。

音をあげるのイメージ写真

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音を上げっぱなしの私の人生!

これまで生きてきて、音を上げっぱなしだったような気がします。
なんで?
自分にとっては、困難なことばかりだったような気がするから。

一番音を上げたのは?

やパし、以前の会社、40代に勤務した会社で、設計と開発の仕事で、納期と仕様とコストのがんじがらめで、体重が一気に乱高下する異常事態に。
これ、やばいんでない?
ここで、不足の事態なら、俺もうここで終わってしまうな!

そんな感じで、転職しました。
おかげさまで、年収は半分以下。
しかし、仕事のストレスは、ほぼゼロ。

どっちがよかった?

ヤッパシ、今がよかったね・・なんで?

「生きてるから!」

皆さんは、音を上げてること・・ありますか~~~??
同じ音を上げる対象の事でも、「命がけ」はやめておきましょうね!

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*ヘッダーの写真は、愛機のフジのX-T4で撮影した、松島嵯峨渓の2020年9月の写真です。

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