無能な働き者と有能な怠け者のどちらが組織には有益?あなたはどちら?

庭のイワヒバの写真
無能な働き者と、有能な怠け者でも、日本では基本給与は同じですが、採用するならどっちがいい?

  • ・無能と有能の特徴と対処法。
    ・有能と無能の診断方法。
    ・有能でも無能な振りの対処法。
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出来るのに、出来ないふりってできる?

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無能な働き者と有能な怠け者を分類したゼークトの理論!

無能な働き者のイメージ写真

「軍事組織論」

とも言われるそうで、ドイツの軍人
「ハンス・フォン・ゼークト]
という方の、組織の中でのその人物の能力を、分類した適材適所を考えた、そんな理論だと私は考えます。

理論➀ 利口
理論➁ 愚鈍
理論➂ 勤勉
理論➃ 怠慢

の4つに分類。
確かに、わが社も同じようなものですね。
全ています。(皆さんの会社では如何ですか?)

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組織の中の人間をさらに細分化するとこうなる!

上の4つの分類から、今度はさらに特徴を細分化すると、上の4つのうち、ほぼ二つを併せ持つことが分かったそうな。
それは以下です。

利口×勤勉 参謀将校に向く
利口×怠慢 高級指揮官に向く
愚鈍×怠慢 ルーチンワークに向く(軍人の9割がこのタイプ)
愚鈍×勤勉 責任ある立場を与えるべきではない

ここで、記事のタイトルにしている
「無能な働き者」
は上の4番に相当します。

  • 愚鈍であるが、勤勉である。

対して「有能な怠け者」は上の2番になります。
司令官が適任なんだそうな。

なんで?

これは後述します。

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無能な怠け者の定義とは?ゼークトの理論での評価は?

無能な働き者のイメージ写真

上の理論では、3番が9割ですから、1番と2番でどのくらいの割合がいるかはさておいても、4番の
「無能な働き者」
は、かなりシェアは低そうですね。

が・・昔の軍隊では、この存在は命とりなんだな。
命令を正確に履行できないと、足手まといであったり、情報が漏れたり‥そこで「ゼークト」は必要ないと判断。

「無能な働き者は、すぐに銃〇刑に処せ!」

と言っています。
それほど、組織論では無用な存在だったんですね~~
しかし現代では、そうはいきません。

なんで?

一度雇用したら、そう簡単に必要ないとは言えませんから。
労働者は、いろんな法律に守られていますからね~~

無能な怠け者の特徴は?

これは特徴とは言っても「定義」ですね。
いずれこういった特徴が、定義づけられているという事です。

適切な判断をするのが苦手というかできない
何かしら手は動かすのは得意なので、真面目そうに見える
正しい判断・行動ができないため、周囲が混乱するは常
自分勝手な判断を行動に移してしまう
周囲に迷惑をかけていることに全く気づかない
自分の非を認めない

身に覚えがある方・・いませんか?
または、組織のリーダーの方なら
「こんの野郎~~~」
という方、瞼に浮かんでくる、いつもやらかしてる無能な部下・・
いるもんです。

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有能な怠け者の定義とは?ゼークトの理論での評価は?

無能な働き者のイメージ写真

「有能な怠け者」

上の四つの分類の中で、2番に当たります。

2:利口×怠慢:高級指揮官に向く

ですね。
どうやら、分類の中では、一番「有能」な分類に当たるようです。
なんで?

理由は以下のようです。

有能な怠け者の特徴は?

有能な怠け者が優秀な、理由とその特徴は?
以下のようです。

  • 1:有能であるから事の是非の判断が的確
    2:怠け者であるがゆえに他人を用いるの上手

大きくはこの二つです。
ただし、この場合の怠け者は、有能であるが故の「怠け者」です。
有能な方は、自分でやらないで、部下に指示します。
自分に自信があって、任せるすべも知っています。
しかも、苦手なことには手を出さずに、得意分野に集中!

要は

  • 1:無駄なことは省いて楽をする
    2:分業するから効率が良い
    3:任せる相手の能力も把握できる

という事は「有能な怠け者」というのは、こんな方を言うんだな。

「マネージメント能力に長けていている方で、部署のリーダー」

が、できる方のことを言います。
どの程度、有能かで大所高所の位置が違ってくると思いますが、いずれそういう意味を言うようですが、皆さんの会社内には、こういう方いますか?

どこの会社でも、何人かは優秀な方はいるはず。

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管理者から見た使いやすさはどっちだ?

これは聞くまでもないですが、「有能な怠け者」だと思うのですが、しかしながら場面場面では、そうでもないから、なかなか現実は難しんだと思います。

なんで?

それは、その上に立つ、リーダーの資質によると私は思います。
これにはいろんな意見があろうかと思いますが、あえて、私なりに以下に考察してみようと。

有能な怠け者が必要ないか疎まれる職場や場面!

これは一重に、私が思うには、その方が

「出来すぎる」

から。
上司よりもできる場合は、その上の上司から部下がかわいがられる。
部長を飛び越して、その上の役員から課長に直接・・
なんてのは、その部長の立場がないですね。

当然、部長からにらまれて、早晩つぶされます。
または、ぶっ飛ばす馬力があれば、部長を押しのけていくでしょうが、事はそう甘くはありません。

「出る杭は打たれる」

なんだな。
出過ぎた杭まで、「有能」になれるかどうかでしょう。

この場面、結構見てきました。
よくこういっていた部長がいました。

「俺よりできる部下は必要ない!」

笑ってしまいましたが・・これ真実です。

無能な働き者でも重宝され必要な場面もある!

上の「ゼークト」の理論では

「無能な働き者は、すぐに銃〇刑に処せ!」

と言って、軍隊では邪魔な存在に定義されていたようです。
しかしながら、現代ではそうもいきません。

みんなが共存する世界ですから。
まして、無能だからと言って企業で差別を行えば、それはハラスメントとして、指摘される事態です。
が・そうはいっても・・そのはざまで、こういう方の上司は悩むわけです。

が・・そんな方でも、存在する有意義があるんだな~~

「無能な働き者」
でも、味方につければ、自分の益になる場合。
どういう場面でしょうか?

無能ですから、自分の味方に引き入れることは可能でしょう。
ちょっとした飴で結構かと。

情報網として活用はいいかもしれませんね。

ただし、こういうのは、よほどの昔の大企業みたいな、派閥抗争があった時代の、旧態依然の職場に限るような気もします。

でもね~~あるんだな~~今でも。
皆さんの職場では如何ですか?

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組織の中ではいろんな人がいる!返事=理解では無い!

無能な働き者のイメージ写真

「はいわかりました!」

返事はいいのですが、こういう返事をして、リーダーの言わんとするところを理解している方は、いったいどのくらいいるでしょうか?
私が思うに、ほぼいません(笑

理解するのは、ほんの一握りの「有能な勤勉」または「有能な怠け者」の方のみだと、私は理解しています。
製造業の世界で、30年ほどやってきましたが、私はそのリーダー的な存在でしたが、ほとんど、自分の思うように部下や現場の作業員が、動いてくれないので、苦慮しました。

現在でも、多くの管理職の方は、同じ思いの方は多いと思います。

  • 1:わかりましたがわかってないんだな。
    2:ダメだって言ったのに、なんで同じことを・・わかってないじゃん!
    3:そんなことちょっと考えればわかることなのに・
    4:余計なことを考えやがって・・

などなど無数!


わかりましたの返事はわかってないことに対する対処法!

私の場合は・・

「わかりました」

は、わかってない(理解してない)という理解です。
これは返事だけです。

製造業の基本は私は

  • 1:不良は出るものだ
    2:人間は間違う

この二つは、大きな要素。
ですから

1:不良が出ない仕組みを考える
2:人の判断にゆだねない方法

これは製造方法や、検査方法など、多岐にわたり、依って機械化がどんどん進んでいくわけです。

なので、わかりましたは、わかってないのならば、わかってないことを前提に、その人に対応しないとだめ!
そう思ったんだな。

では具体的にどうする?

とてもここには書けませんが、表面上は信頼して振りでも、内心は疑っていましたね~~
特に、数回繰り返す方は、悩みの種でした。

皆さんの職場には、こんな方居ませんか?

対処法は、それぞれに違います。
でも、複数か繰り返す方は、わかっていません。
でも、怒ってもこれは逆効果で、何の意味も持ちません。

今の時代は、私個人が思うには、管理職にとっては、とてもつらい時代だと思います。

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無能な働き者と有能な怠け者を扱う方法の感想とまとめ!

「無能な働き者と有能な怠け者」

について、定義や、私の経験などを踏まえて、書いてきました。
見方ですが

  • 1:働き者の立場から
    2:管理職側の立場から

この方向からでは、全く違った景色になろうかともいます。
両方の立場から見た、感想や意見を書いたつもりですが、偏っているかもしれませんが、容赦ください。

付け足すなら以下の場面

有能な怠け者が無能を装う場面!

「有能な怠け者」

は仕事ができます。
仕事を振るのも、分業もまったく隙もなくこなしていきますが、こういう方が、やる気をわざと出さない、要はできないふりをする場面があるんだな~

これは何かの反感のしるしかもしれません。
何せ、有能ですから、質が悪いです。

管理職よりも有能なら、これは手に負えないかもしれません。
でも、ある意味、そういう意味ではこの方は、有能ではありません。

協調と言おうか、共通の目的を果たすための準備がないわけですから、私心を優先することは、私は「有能」ではないと思います。
外しましょう。

私はそうしてきました。
自分が先陣を切ればいいのですから、しかも分業で・・問題はありません‥が、とても忙しいのはやはり問題でしたが・・仕方がありません。

たいてい、この姿を見せると、戻ってきます。

無能な働き者のイメージ写真

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心と身に染みる山本五十六の言葉!

もう40年以上前の雑誌「プレジデント」で読んだ「山本五十六」さんの、言葉。

やって見せ、言って聞かせて、させてみて
褒めてやらねば人は動かじ

ですね。
ただ、その時の解釈は

有能な方は

  • 1:言って聞かせて

この時点で理解できて、普通の方はそれに加えて

  • 2:やって見せる

これで大半はできるんだそうな
それでもできない方は

  • 3:させてみる

2番と3番を繰り返せば、どんな方もできるんだそうですが、やはり「無能な怠け者」の方は、最後の飴である

  • 4:褒めてやる

ここまで行くわけです。
「ゼークト」
さんの理論よりは、かなり甘いと思いますが、これが日本的な教育なんだべな~~と思います。

いろいろ、書いてきましたが、皆さんは如何思いますか~~~~??
人が相手なのは、とても困難ですが、しかしこの世は人と人のつながりで、できていますから避けては通れません。

夏目漱石先生の「草枕」の書き出しが、心に沁みます!


・・・・・・・・・・
**ヘッダーの写真は、私の愛機のx-s10で撮影の、庭のイワヒバの7月の風景写真です。

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