以前とはその日を含む?意味と使い方と例文!類語と反対語と英語訳!
以前とは、その当該日や時間を含みます。 意味は、その時よりも前のこと。
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「以前」や以後や以降など紛らわしいですね~~。
Contents
以前とは?読み方と意味を詳しく!
「以前」
読み方は「いぜん」です。
意味は以下の解説。
➀:その時よりも前。
➁:今より前の時点。現在から見て近い過去。
➂:ある状態に達する前の段階。
(デジタル大辞泉)
いまより前の時点ですから、わかりやすいかと。
一般的には、時間の単位での使用です。
➂番の解釈は、ちょっと違って基本はタイムラインですが、状況が物理的であったりします。
「以前」はその時の時間(日)は含む(入る)?実は法律用語!
法律用語で「以前」を使う場合は、その定義は以下。
「記載時(基準時点)を含んでそれ以前」
です。
例えば8月18日以前という表記でしたら
「8月18日」
は含みます。
時間で「8時18分」以前と言ったら
「8時18分」
は含む意味になります。
同じような意味で「未満」という表記がありますが、こちらも当該時間は含みます。
「以」
が含む内容の文言の場合は、すべて含むと思っていいですね。
「以」の意味は以下の解釈
ある時・所を起点としてそれより。
(デジタル大辞泉)
表記の時間、または位置などを起点として
➀:以前
➁:以後
という表現。
なかなか言葉というのは紛らわしいです。
以前の数や時間以外の使い方の例!
「以前」
という言葉のですが、例として時間を含まない使い方を解説。
以前はたびたび・以前とは違って・以前ほどでも!
以前を使う言葉で
- ➀:以前はたびたび見ることがあったが・・
➁:以前とは違って見違えるように・・
➂:容姿は以前ほども無いな~~
この場面での「以前」は漠然としています。
➀番などは、極めてあいまい。
➁番もいつの記憶のことか?
➂番も以前はきれいな方だったが・
こう言った、漠然とした時系列での使い方もあります。
以前は「ある段階に達する」前段でも使われる!
意味の解説の➂番です。
よく言われる
- 「そんなことは、常識以前の問題で論点が伴っていない」
「そういう事の以前の問題ではないか?」
「予算を確保する以前に、なぜ必要か説明が必要なのでは?」
この場合、常識対象であったり、対象とする物事を論ずる前段の問題という指摘。
数字や時間(時系列)とは、また違った表現になります。
以前の使い方を場面と例文と会話例で!
この章では
- ・以前を使う場面。
・使い方を短文の例文で。
・以前を用いた会話例。
を解説します。
以前を使う場面は?
「以前」
を使う場面は、問題解析や記憶での対人評価など、多岐にわたります。
具体的な場面を以下に一部想定してみました。
場面➀ | アリバイ工作など・その時の行動(以前の時間) |
場面➁ | 部長にあったのは確か〇〇以前かと。 |
場面➂ | パソコンファイルがある日以前からすべて消えた |
場面➃ | 彼に会ったのは、だいぶ以前だったな~ |
場面➄ | 彼の行いは常識以前の行為だ |
一番使われる場面(パターン)かな~~と。
もちろん、他の場面も多岐にわたり、物語の数だけあろうかと思います。
「以前」の使い方を短文の例文で!
以下の例文で。
例文➀ | 彼と会ったのは、昨年の五月以前が最後だった。 |
例文➁ | 彼の行いはいつも破天荒で、常識以前の行為だ。 |
例文➂ | 昨年の12月20日以前は、〇〇に住んでいませんでしたか? |
例文➃ | 危険物試験の願書は、9月15日以前までだったが、出し忘れてしまった。 |
例文➄ | 事件発生は、少なくとも今月の10日以前と推測される。 |
例文⑥ | PCのデーターが、〇〇日以前の日付から、すべて削除されていた。 |
私の経験から、また考えられることを推測して、例文を作成してみました。
これはあり事ですね。
「以前」を使った会話例!
以下の会話例で。
〇〇ちゃんとあったのいつだっけ?
確か二年ほど前かな~夏のお盆だから8月頃かな・・たぶん。
その時以前と今を比べたら、全然別人だね。
そうね・めっきり大人になってきている服も違うしね。成長するのは早いわね。
という、親戚の子供のお話。
中学生から、高校生になると、とたんに変わっていく印象。
以前の類義語(類語)と言い換えは無し!
以前の類義語(類語)はありません。
理由は
「以前」
はその時を含むので、「・・前」という使い方では、含まないために時系列が違うため、類語にはなりえないため。
以下は類語ではないが、似た表現を数点紹介します。
それまで | そこで終わりであること |
従前 | 今よりもまえ。まえかた。今まで。 |
この前 | 現在に近い過去の、漠然としたある時点 |
先般 | 現在に近い過去の“ある時点 |
言い替え | 無し |
類語と言えども、やはり決まりごとがあります。
今回は無しという事ですが、似たような言葉をチョイスしてみました。
以前の反対語(対義語)は「以後」!
以前の反対語(対義語)は
- 「以後」
「以降」
になります。
その時(基準点)を含んだ、それ以後のことを表す言葉。
例えば
「8月19日以降からの決まりは〇〇のように変更に・・・」
という表現ならば「8月19日」も含んだ以降の日付を指します。
「以降」
は「以後」の漢語的表現ですが、これは勉強になりました。
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馬の骨とは?
語源になった由来のお話は、とても面白い物があります。
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意味や使い方など、例文で解説しました。
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以前を英語で表現!
試しに検索で
以前:Before
なるほど~^ですね。
日本語の「以前」と、意味は同じなのかな~~ほかの英訳も。
➀:ago:今から見て
➁:before:その時から見て
➂:since:かつて
➃:previous:one‐time:以前の
沢山ありますが、「ago」を用いた例文。
I met him three years ago.
(三年前に彼と会った)
この場合のの起点は、この方が話した時点から3年前を言っています。
代わりに
「before」
を用いるた例文。
I have met him before.
(以前に彼にあった)
「ago」と「before」の使い分けがポイントかと。
「before」は時期の特定が、曖昧さがあるように感じます。
*この使い方は、なかなか私は理解できませんでした。
「以前」
の意味を知るにつけ、こんなに「以前」が難しいとは・・(英語表現の曖昧さで)
「以前として」の正しい使い方とビジネス・ニュースでの活用法
「以前として」
という言葉は、ビジネス文書やニュース記事でも耳にすることが多い表現です。
が・・正確な意味や使い方を誤解している場合も少なくありません。
この言葉は、状況を説明する上で便利ですが、文脈によって適切に使うことが重要です。
この章では、
「以前として」
の正しい使い方やニュアンス、そしてビジネスやニュースでの活用例をわかりやすく解説します。
1. 「以前として」の意味
「以前として」は、
「過去のある時点から変わらず」
という意味を持つ表現です。
「以前」
は過去の状態を指し、
「として」
がその状態を続けることを強調しています。
つまり、「以前として」は
「依然として(相変わらず)」
とは異なり、過去の基準や状態に焦点を当てた表現です。
2. ビジネスやニュースでの使い方
*ビジネスシーンでの使用例
過去の基準や規則が今も影響を持つ場合
「当社の方針は、以前として法令遵守を最優先としています。」
「以前として市場の競争環境は厳しい状況が続いています。」
過去からの状況が続いていることを強調する場合
「以前として、人材確保が課題となっています。」
「以前としてコスト削減の必要性が高まっています。」
*ニュース記事での使用例
社会情勢や課題の継続を示す場合
- 「災害から数年が経過したものの、被災地では以前として復興が進んでいない地域もあります。」
「政府の取り組みが続く中、少子化問題は以前として深刻です。」
*国際問題や経済状況の分析
「世界的なインフレ傾向は以前として続いており、各国の経済に影響を与えています。」
「安全保障の面では、以前として地域の緊張が高まっています。」
3. 「以前として」と「依然として」の違い
①:「以前として」
②:「依然として」
は似ているように見えますが、使い方やニュアンスが異なります。
意味
以前として:過去の基準や状態が現在も続いていることを示す
依然として:状況が変わらずそのまま続いていることを示す
ポイント
以前として:過去の特定の出来事や基準に焦点を当てたい場合に使います。
依然として:状況の変化が期待されたにもかかわらず、変わらない場合に使います。
例:
「以前として」:
「以前として、当社では従業員のスキルアップを支援しています。」
(過去から現在までその方針が一貫していることを示す)
「依然として」:
「依然として、問題解決には至っておりません。」
(状況が変わらず、そのまま残っていることを示す)
4. 注意点と誤用を防ぐポイント
1. 文脈に合わせた使い方を意識する
「以前として」は、過去の基準や行動が現在も続いていることを強調する表現なので、過去に基準となる出来事がある文脈で使う必要があります。
適切な例:
「以前として、我々の目標は変わりません。」
不適切な例:
「以前として、問題が解決しません。」
(この場合は「依然として」の方が適切)
2. 対象が具体的であること
抽象的な表現に「以前として」を使うと、読者が文脈を誤解する可能性があります。明確な基準や状態を示すことが大切です。
適切な例:
「以前として、創業以来の信念を大切にしています。」
不適切な例:
「以前として、状況が続いています。」
(具体性が不足しており曖昧な印象を与える)
3. 過去の基準がない場合は使わない
「以前として」を使用するには、過去の基準が現在も影響を与えている必要があります。過去に触れない場合は「以前として」は不自然になります。
5. 「以前として」を使った文章例
ビジネス文書:
- 「以前として、顧客満足度の向上を第一の目標としています。」
「以前として、プロジェクトの進行は計画通りに進められています。」
ニュース記事:
「洪水被害から半年が経過しましたが、一部の地域では以前として支援が行き届いていない状況です。」
「以前として、日本の経済成長は海外市場の影響を強く受けています。」
6. まとめ
「以前として」は、過去に基準や状態があり、それが現在も続いていることを表現するための便利な言葉です。
以下のポイントを押さえて、適切に使いましょう:
過去の基準や出来事を明確に示す。
具体的な状況や背景を補足することで誤解を防ぐ。
「依然として」との使い分けに注意する。
この表現を正しく使うことで、ビジネス文書やニュース記事がより的確で読み手に伝わりやすくなります。ぜひ、日常の文章作成に活用してみましょう!
ビジネスやニュースで使われる「以前」と「以降」の正しい使い方と注意点
①:「以前」
②:「以降」
は、時系列を表す日本語表現の中で非常に基本的でありながら、使い方を誤ると意味が曖昧になりやすい言葉です。
ビジネス文書やニュース記事では、正確な表現が求められるため、それぞれの意味と適切な使用例を理解しておくことがとても重要なことですね。
この章では、「以前」と「以降」
①:「以前」
②:「以降」
の正しい意味と使い方、さらに注意点や例文を詳しく解説します。
1. 「以前」と「以降」の基本的な意味
「以前」
意味: 過去のある時点より前を指す。
ニュアンス: 基準となる時点を含む場合が多い(例:「2020年以前」には2020年を含む)。
「以降」
意味: 未来のある時点を基準に、それ以降を指す。
ニュアンス: 基準となる時点を含む(例:「2020年以降」には2020年を含む)。
2. ビジネスやニュースでの使用例
「以前」の使用例
2-1:業績やデータの比較
「2020年以前のデータを基に、現行の市場動向を分析しました。」
「規制が強化される以前は、自由な価格競争が行われていました。」
問題や課題の発生時期
「トラブルの発生は、システム更新以前にさかのぼります。」
「この課題は、以前から指摘されていたものです。」
2-2:時間を基準にした表現
「会議は午後2時以前に終了する予定です。」
「応募は7月末日以前に完了してください。」
「以降」の使用例
2-3:スケジュールや計画の表現
「2025年以降、新たな規制が導入される予定です。」
「本プロジェクトは8月1日以降に開始予定です。」
将来の見通し
「この政策は、2024年以降も継続される見込みです。」
「以降のフェーズでは、海外展開を重点的に進めていきます。」
2-4:業務時間や受付時間
「受付時間は午前9時以降となります。」
「決算発表以降、株価が急上昇しました。」
3. 注意すべき点
1. 「以前」と「以降」の範囲の認識
どちらも基準となる時点を「含む」のが一般的ですが、文脈によっては含まない場合もあります。
そのため、読者や相手に誤解を与えないよう補足を加えると安心です。
例:「2020年以前(2020年を含む)」と明記すると誤解を防げます。
2. 過去と未来の混同を避ける
*「以前」は過去
*「以降」は未来
を指すため、文章の中で混同しないようにしましょう。
- NG例:「2020年以前の目標達成は期待できる。」
修正例:「2020年以降の目標達成は期待できる。」
3. 時間軸を正確に記述する
時系列を扱う場合、曖昧さを避けるために具体的な日付や時点を記載します。
曖昧な例:「以前のデータでは明確になりません。」
修正例:「2021年以前のデータでは明確になりません。」
4. 「以前」と「以降」を対比させた例文
- 「2020年以前の市場は停滞していましたが、2020年以降は大きな成長を見せています。」
「規制強化以前は自由な価格設定が可能でしたが、以降は政府の基準に従う必要があります。」
「契約締結以前の交渉内容には法的拘束力がありません。一方、締結以降は双方の合意事項が適用されます。」
5. 実際の応用場面
ビジネス文書
「以前」と「以降」は、契約書や報告書などで多用されます。
正確な表現を心がけることで、誤解やトラブルを防ぐことができます。
例:
「本契約は2023年1月1日以降に発効します。」
ニュース記事
ニュースでは、事件や政策の時系列を説明する際に使われることが一般的です。
例:「2022年以降、物価上昇の影響が各家庭に及んでいます。」
6. まとめ
「以前」と「以降」
は、ビジネスやニュースにおいて、時系列を正確に示すために欠かせない表現です。
これらを正しく使うことで、読み手に分かりやすく情報を伝えられるだけでなく、誤解を防ぐこともできます。
「以前」: 過去の時点より前を指す(基準時点を含む)。
「以降」: 未来の時点より後を指す(基準時点を含む)。
注意点: 文脈に応じて補足を加え、曖昧な表現を避ける。
この2つの言葉を適切に使いこなすことで、文章に正確さと信頼感が生まれるでしょう。ぜひ、日々のビジネスや文章作成に役立ててください!
こういった内容を理解しながら、ニュースや新聞や読み物に接していくと、なおものごとの理解が深まっていく気がします。
皆さんは如何ですか?
以前のいい話!感想とまとめ!
「以前」
の本記事の内容を以下の表にまとめてみました。
➀:意味 | その時よりも前のこと |
➁:語源と由来 | 漢字の意味による |
➂:使う場面 | 以前のことにこだわる場面 |
➃:使い方を例文で | PCのデーターが、〇〇日以前の日付から、すべて削除されていた。 |
➄:類語 | 無いが似たような言葉を紹介 |
⑥:言い替え | 無し |
⑦:反対語 | 以後 |
⑧:英語表現 | I met him three years ago. |
意味のおさらいです。
➀:その時よりも前。
➁:今より前の時点。現在から見て近い過去。
➂:ある状態に達する前の段階。
(デジタル大辞泉)
「以前」
という二語の漢字に、これだけの意味があるとは、大変に勉強になりました。
内容が濃い
「以前」
です。
日常でも頻繁に使う言葉で、意味をよく理解して使わないと、勘違いも多いように感じます。
よく理解しましょう‥って、私のことですね。
「以前」の良いお話!私の人生!
「以前」
の良いお話。
これは沢山ありますよ~~~でも一つだけ。
今の仕事に転職したのは、私が51歳の時。
もうかれこれ、15年になります。
超格安の給料(言えないほど・・)で、長く勤務してきて、ようやっと定年出来るところまで来ました。
その51歳以前はどう?
「超高給取り」
超がつくかどうかは、都市部では普通でしょうが、このど田舎では破格。
まして、持ち家で共働きで、親も健在で田んぼと畑から食材が得られますから、食べる分は超格安。
要は、必要経費が掛からないので、給与以上にリッチ感がありましたね~~
家も新築してハッピーでした。
これ良いお話!
が・・勤務は、当然ですが給与に比例して激務!
んで・・転職したのですが、給与に比例して勤務は
「激甘」
で、これって仕事って言える?
そんなレベルで。
生活コストが、激安なので「激安」な給与でも、やってこられました。
が・・以前の高給の時代に、今一度戻ってみたいな~~などと、ちょっと感じることもあります。。
来年は定年して、いい人生送りたいね!
皆さんは如何ですか?
・・・・・・・・・・・・・・・・・
虎の威を借るとは?
意味や使い方など解説しました。
虎の威を借る狐とは?意味や使い方を例文の作成で!語源と英語表現?
立て板に水とは?
立て板に水とは 意味と使い方を例文の作成で!語源と由来や英語表現!
意味や使い方、由来など解説しました。
・・・・・・・・・・
*ヘッダーの写真は、私が撮影した夏の庭の風景写真です。