「一喜一憂」の意味!語源や使用例と類語や英訳など徹底解説

「一喜一憂とは?」(いっきいちゆう)意味は、喜びと心配とが交互に訪れること。

    • ①:意味と語源や由来の解説
      ②:使用する場面や使い方と例文
      ③:類語と言い換えや反対語と英語表現
      ④:一喜一憂しないメンタル(方法)解説
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「一喜一憂とは?」(いっきいちゆう)意味と読み方の深掘り解説

一喜一憂する猫のイメージ写真
(写真ACより)

「一喜一憂」
とは?
読み方は「いっきいちゆう」です。
意味は以下の解説。

状況の変化に応じて、喜んだり心配したりすること。
(デジタル大辞泉)

野球の試合はそう思うな~~その典型に感じます(甲子園は特に)。
勝ってると思ったらピンチが・・・

「一喜一憂」の真の意味とは?

「一喜一憂」
とは、小さな変動や出来事にすぐに
①:喜んだり
②:悲しんだり
することを表す言葉です。

具体的には
「何かの情報や結果、出来事」
などに対して、極端な感情の変動を示す様子を指します。

例として挙げれば、
「株価がわずかに上昇したとき」:大喜び
「すぐに少し下落すると」:大きく落ち込む
こういった投資家の心情を、この言葉で表現すると理解できるかと。

同様に、日常生活やビジネスの場面でも、些細なことに
「過度に反応」
し、感情が不安定になる様子を
「一喜一憂する」
と言います。

この言葉は、

「落ち着きや冷静さを欠くことのデメリットを暗示」

しており、
「感情に振り回されない強さや安定性を求める際」
に表現として使われる場面が多いです。

「一喜一憂」の語源は中国発祥推測も出典元は特定できず

「一喜一憂」
という言葉の語源は
①:古典文学
②:漢詩
に由来しています。

「一喜」:「一つの喜び」
「一憂」:「一つの悩み」

という意味です。

この言葉は、
「極端な感情の変動を示す様子を表現する」
ために使われるようになりました。

平安時代や鎌倉時代の文学作品には、このような
「感情の移ろいや人の心情を描写」
する際に、似たような表現が見受けられます。

しかし、具体的な
「一喜一憂」
という言葉の初出は、
「江戸時代以降」
の文献に多く見られるようになります。

時代背景として、江戸時代には町人文化が発展し
「市井の人々の日常の生活や感情」
が多くの文学作品や浮世絵などで描かれるようになりました。

このことから、
「一喜一憂」
のような感情の細やかな変動を表す表現が広まったと考えられます。

*孔子の言葉に
「父母之年,不可不知也,一則以喜,一則以憂。」
という言葉があります。
そのまま「一喜一憂」につながるのですが、関連性の説明を確認できませんでした。
この言葉は、親の年齢や健康に関する教えです。

いずれ、この時代から「一喜一憂」の概念は存在していたのだと、私個人は解釈しました。

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「一喜一憂」の使い方: ビジネスとプライベートでの場面別ガイド

「一喜一憂」
を使う場面は
「情緒が不安定な状態や変動に対する反応を示す場面」
以下の表で。

場面➀ 株価の小さな変動に動揺するとき
場面➁ プロジェクトの進捗に日々気をもむ時
場面③ 顧客からのフィードバックに一喜一憂する
場面➃ 上司の機嫌や反応で気分が変わる時
場面➄ 子供のテストの点数に一喜一憂する
場面⑥ SNSの「いいね!」の数で気分が左右される
場面⑦ 恋人の態度や返事を気に病む時

「一喜一憂」
を使う場面をビジネスと私的な場面で考えてみました。

株のトレーダーの方はどっしりしたもんでしょうが、素人トレーダーは多分値の上下で
「一喜一憂」
するでしょうね~

仕事も手がつかないかもしれません。

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「一喜一憂」の使い方と例文:ビジネスとプライベートのシーン別表現

一喜一憂する猫のイメージ写真
(写真AC)

以下の例文で。

ビジネスとプライベートの場面での
「例文」
を作成してみました。

例文➀ 最近始めた株の取引きで日中の値の上下に一喜一憂するのは疲れますね。
例文➁ 日次の売上報告を見て、社員が一喜一憂しているが問題は月次だ。
例文➂ 新製品の評価について、メディアの反応が良否入り乱れていて一喜一憂する最近。
例文➃ 顧客の大小のクレームがあると、サポートチームが一喜一憂する。
例文➄ 子供の試験結果に、母は一喜一憂しているがまだ小学生だ。
例文⑥ 今日の雨は曇りか微妙な天気予報を見て、ピクニック計画が一喜一憂で中止の危機だ。
例文⑦ 最近、ダイエットの進捗が進んだり停滞したりで一喜一憂しています。

「一喜一憂」
を使った例文です。

ほぼほぼ、私が経験してきたことです。
クレームも売り上げも子供の点数も。
最近は孫の点数ですが、もう少し落ち着いて考えればいいものを何とも・・

「一喜一憂」を上手に表現!リアルな会話例で学ぶ!

以下の会話例で。

https://kotobaimi.jp/wp-content/themes/be_tcd076/img/no-avatar.png

今日の株価を見た?

https://kotobaimi.jp/wp-content/themes/be_tcd076/img/no-avatar.png

うん、上がったり下がったりで一喜一憂してる。

https://kotobaimi.jp/wp-content/themes/be_tcd076/img/no-avatar.png

毎日チェックしてるの?

https://kotobaimi.jp/wp-content/themes/be_tcd076/img/no-avatar.png

そう。でも、長期投資の視点で見ると、毎日の動きに一喜一憂するのは良くないよね。

https://kotobaimi.jp/wp-content/themes/be_tcd076/img/no-avatar.png

まさに。冷静な判断が大切だよ。

色んな会話があるでしょうが
「一喜一憂」
にはベストな会話内容かと。

日中の値の動きを追いかけてアップダウンに気を取られても終わってみれば昨日と同じ。
その一喜一憂は何だった?

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「一喜一憂」の正確な使い方:適切な場面の選び方と注意する5つのポイント

一喜一憂する猫のイメージ写真
(写真AC)

以下の点について使う場合は注意しましょう。

①:具体的な出来事に対して使う
あいまいな状況での使用は適切ではない。

②:あまり頻繁に使用しない
使用頻度が高すぎると、感情の揺れ動きが激しい人と思われるかもしれない。

③:ネガティブな文脈だけでなくポジティブな文脈でも使える
両方の意味を持っているので、文脈に合わせて適切に使用する。

④:言葉の強さに注意する
些細なことに「一喜一憂する」と表現すると、過度に感情的に見えるかもしれない。

⑤:似たようなフレーズとの違いを理解する
「右往左往」や「五里霧中」など、似たような表現とのニュアンスの違いを理解して使う。

「一喜一憂」
という言葉は
「感情の高まりや揺れ動き」
を非常に上手く表現する日本語の熟語の一つです。
しかし、その魅力的な表現力の故に、使い方を誤ると
「相手に誤った印象」
を与えかねません。

上記の注意点を意識することで、より
「適切かつ効果的」
にこの言葉を活用することが可能になります。

類語:「一喜一憂」の類語(類義語)5選

以下の表で。

浮き沈み 気持ちが安定しないこと
右往左往 迷って混乱すること
五里霧中 進むべき方向が分からない状態
七転び八起き 何度も失敗しても立ち上がること
喜怒哀楽 人間の四つの基本的な感情
  • ①:悲喜交交
    ②:一顰一笑

などがあります。
場面によって使い分けましょう。

「一喜一憂」を言い換える – 「浮き沈み」との関連性

一喜一憂する猫のイメージ写真
(写真AC)

「一喜一憂」
の言い替えとしては

「浮き沈み」

を上げておきます。
意味は以下の解説。

よくなったり悪くなったりすること。栄えたり衰えたりすること。浮沈(ふちん)。
(デジタル大辞泉)

「一喜一憂」
は喜びと憂い、すなわち気持ちの
「上下や変動」
を表す言葉です。

「浮き沈み」
も同様に気持ちが安定しない状態や
「感情の変動」
を示すため、これを代表的な言い換えとして挙げることができます。

多くの場面で置き換えとして機能すると思います。

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「一喜一憂」の反対語(対義語)は「心の平静」:言葉の対極:意味も解説

「一喜一憂」
の反対語は

  • 「心の平静」

を上げておきます。
「平静」の意味は以下の解説

態度・気持ちが落ち着いていること。また、そのさま。
(デジタル大辞泉)

「一喜一憂」
は喜びや悲しみによって感情が
「頻繁に揺れ動く状態」
を指す言葉です。

その反対の概念としては、
「感情が揺れ動かず常に平穏である状態」
すなわち「心の平静」が考えられます。

「一喜一憂」
対極にあると思います。

他には「泰然自若」という四字熟語があります。
落ち着いて動じないさまなので、こちらも
「反対語」
として機能します。
状況に応じて使い分けましょう。

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「一喜一憂」を英語で表現する二つのフレーズとその実例

「一喜一憂」を表す単語と例文と英語表現です。

「一喜一憂」を表現する英単語は

  • ①:「an emotional roller coaster」
    ②:「waver between hope and despair」

で表現することができます。
例文は以下。

①:「an emotional roller coaster」を使用した例文

Ever since she started her new job, her life has been an emotional roller coaster.
(新しい仕事を始めてから、彼女の人生は一喜一憂の連続だ。)

Watching the final episode of that drama was like being on an emotional roller coaster.
(あのドラマの最終話を見るのは、一喜一憂の経験のようだった。)

②:「waver between hope and despair」を使用した例文

As the election results came in, the candidate’s supporters wavered between hope and despair.
(選挙結果が入ってくると、候補者の支持者たちは一喜一憂した。)

After the accident, the family wavered between hope and despair, awaiting news of their loved one.
(事故後、家族は愛する人の消息を待ちながら、一喜一憂していた。)

*上記構文の例文集よりの引用。

こういう表現はとても複雑で訓練を要すると感じます。
いい表現です。

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「一喜一憂」を感じる五つの関連熟語とその深い意味

一喜一憂する猫のイメージ写真
(写真AC)
「一喜一憂」と似たニュアンスの慣用句や熟語関連語を紹介いたします。ただし、以前挙げた類語は除外しています。

①:浮き沈みが激しい
意味:気持ちや状況が急に良くなったり悪くなったりすること。
意味の説明:これは日常生活やビジネスシーンなどで、状況が不安定なときや気分が安定しないときに使用される表現です。

②:風前の灯
意味:非常に危険で不安定な状態を指す。
意味の説明:物事が非常に不安定でいつ何が起こるかわからない状況を表す際に用いられる表現。

③:乗り気となる/乗り気でない
意味:やる気がある・ない、または興味がある・ない状態。
意味の説明:人の気持ちや意欲を示す際に使う表現で、主に個人の感情や興味に関連して使用される。

④:気が小さい/気が大きい
意味:臆病である、または勇敢である。
意味の説明:個人の性格や態度を表すときに使用され、特にその人の勇気や度胸に関して言及する際に使われる。

⑤:風が吹けば桶屋が儲かる
意味:ある出来事が他の予想外の事柄に影響を及ぼすこと。
意味の説明:直接関係のない事柄が影響を受けることを意味し、予測できない結果を表すのに用いられる。

関連する言葉をピックアップしてみました。
「一喜一憂」
とは関係ないかもしれませんが、状況として似たような関連語です。

場面を考慮して使い分けていきましょう。

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「一喜一憂」する人・なかなか「動じない方」の特徴ってある?考えてみた

一喜一憂する猫のイメージ写真
(写真AC)

「一喜一憂」
私も結構あります。
ハラハラドキドキする場面。
その人によってはそれがたまらなく好きだ!
そういう方もいるようですね。

代表的な違いを以下にまとめてみました。

一喜一憂する方の特徴的な性格:

①:感受性が強い:
細かな出来事や他者の反応に敏感に反応しやすい。
②:不安定な自己評価:
自己評価が外部の評価や状況に大きく左右される。
③:先見の明が短い:
瞬時の感情や状況に引きずられ、長期的なビジョンを持つのが難しい。
④:過度な期待:
他者や状況に対して高い期待を持ちやすい。
⑤:対人依存度が高い:
他者の評価や反応に依存する傾向が強い。

なかなか動じない方の特徴:

⑥:内的な自己評価:
自らの価値観や信念に基づいて行動し、外部の評価に左右されにくい。
⑦:先見の明が長い:
一時的な困難や挫折を乗り越えるための長期的なビジョンや目標がある。
⑧:情緒の安定性:
感情の起伏が少なく、冷静に事態を受け止めることができる。
⑨:現実的な期待値:
現実をしっかりと見据え、過度な期待をせずに状況を評価する。
⑩:自己効力感:
自分の能力や過去の経験に自信を持ち、困難な状況でも乗り越える力があると信じる。

違いを一言で言えば、

一喜一憂する方:「外部の状況や評価に敏感に反応する性格」
なかなか動じない方:「内的な価値観や信念に基づいて冷静に事態を捉える性格」

と言えます。
全く違いますね。
この性格・・変えられる?

「一喜一憂」しない方法はメンタルを鍛える!疲れた場面がチャンス

一喜一憂する猫のイメージ写真
(写真AC)

私たちは
「日常生活」
でさまざまな出来事や情報にさらされており、その中で

  • ①:楽しいこと
    ②:悲しいこと
    ③:期待していたこと
    ④:失望すること

など、様々な感情を経験します。
これらの感情の浮き沈みは
「一喜一憂」
と表現されることは上記の説明の通りで、
「短期間での感情の変動」
を示す言葉として使われます。

しかし、この
「一喜一憂」
が頻繁に起こると、心身の疲労やストレスが溜まり、日常生活に悪影響を及ぼすことも。
そこで重要となるのが、「メンタルの強化」です。

簡単な方法を数点以下に紹介します。

⑤:マインドフルネス瞑想
日々の生活の中で、少しの時間を
「瞑想に割く」
ことで、自分の心と向き合う時間を持ち、感情の
「浮き沈み」
を減少させることができます。

⑥:ポジティブな言葉を自分に言い聞かせる
「大丈夫だ」「これも経験」と自分を励まし、
「感情の高ぶり」
を抑える習慣を持つことで、心の安定を図ります。

⑦:適切な休息とリラックス
身体の
「疲れやストレス」
は心のバランスを乱す大きな要因です。
定期的な
「休息とリラクゼーション」
を取り入れることで、メンタルの安定に繋げます。

⑧:タイミング
特に一喜一憂に疲れて感じる瞬間、例えば大きな
「失敗」
をして落ち込んでいるときや、何かの結果を待っている
「不安な時期」
などに、上記の方法を実践することで、感情の安定とメンタルの強化が期待できます。

「一喜一憂」
からの解放」を目指し、日々の中で適切なメンタルケアを実践してみましょう。

*これらは一般的に言われる簡略的なメンタル強化の方法です。

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「一喜一憂」:本記事の内容一覧表:感想とまとめ

以下の表にまとめてみました。

①:意味 喜びと心配とが交互に訪れること。
➁:語源と由来 古典や漢詩によるも明確な出典は確認できず
③:使用する場面 情緒が不安定な状態や変動に対する反応を示す場面
④:例文 最近始めた株の取引きで日中の値の上下に一喜一憂で疲れてる自分。
➄:類語 浮き沈み・右往左往・五里霧中・喜怒哀楽・他
⑥:言い替え 浮き沈み
⑦:反対語 「心の平静」「泰然自若」など
⑧:英語例文 Ever since she started her new job, her life has been an emotional roller coaster.

「一喜一憂」
短い周期で喜んだり憂いることを繰り返します。

正直、これって相当疲れます。
逆に好きな方もいるようですね。
そのスリルがたまらない・・

私もハラハラドキドキする方ですが、あんまし
「一喜一憂」
することは好きではありません。

心が折れそうになりますから。

飼われてる猫の写真
(写真AC)

「一喜一憂」の良いお話:まとめ

「一喜一憂」
の良いお話。
私のお話です。

これまでに一番
「一喜一憂」
したことは何だろうか?

本当に短い時間ですが競馬の
「有馬記念」

何を隠そう、私が36歳の時の馬番
「3-6」
単勝もそれで‥抑えは・・なんだっけ?

それが来たんだな~~

が・・その短い時間の一喜一憂はまさに心臓に悪かった。
が・・見事的中!

これが良いお話ということで。
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*一番上のヘッダーの写真はわたしが撮影した我が家の庭の風景写真です。

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