ご尽力いただきとは?意味と使い方と例文!類語と反対語や英語表現!
ご尽力いただきの「尽力」とは? 意味は、相手が力の限り努力したことを敬って言う表現。
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読み方は「ごじんりょく」ですね!
Contents
ご尽力いただきとは?尽力の意味と読み方は?
「ご尽力いただき」の
➀:ご尽力いただきの読み方と意味
➁:尽力の感じの意味から深く理解
➂:使用する相手は目上の方
について解説
「ご尽力いただき」の読み方と意味を理解!
「ご尽力いただき」
読み方は「ごじんりょくいただき」です。
意味は以下の解説。
相手が力の限り努力したことを敬って言う表現。尽力してもらったことを意味する言い回し。
(実用日本語表現辞典)
- 「精一杯の力で努力すること」
「最大限の力で取り組む」
そのことに対する、お礼の言い回し。
ご尽力は「尽力」に「ご」を付けた、丁寧な言い方で敬語になります。
たまに「ごじんりき」と言う方がいるようですが、これは間違い。
仕事上のお付き合いや、一般的に使われる言葉。
でも、使用頻度としては、そうそう多くはないかと思いますが、知っていれば効果的です。
ご尽力の意味を漢字の分析から意味を考えてみる!
ご尽力とは、相手に対して使う言葉。
尽 | つくす |
力 | 物事を動かす行為 |
などを言いますから、協力していただいた相手に対して、感謝の言葉を伝える場面で、この言葉は使われます。
「ご」がつくことによって、「尽力」に対しては、丁寧な意味を込めた敬語になります。
「ご尽力いただき」を使用する相手は上司や目上の人!
「ご尽力いただきありがとうございました」
これは、上司や取引先に対して言う言葉としては、丁寧な言葉で、相手に対し敬意を表し、お礼を述べる言葉としては、全く支障のない言葉です。
むしろ、丁寧な言葉なので、要所でつかうと、メリハリがあってよいかと。
尽力いただきの使い方の注意点!
「ご尽力いただき」
を使う場合に、注意することを、まとめてみました。
参考までに。
ご尽力いただきの使い方!二重敬語や二重表現に注意!
無意識でつかうことが多いのが
「二重敬語」
です。
例としては以下。
ご尽力くださり | 「ご」と「くださる」が尊敬語で二重。 |
ご尽力されている | 「ご」と「されている」が尊敬後で二重。 |
ご尽力を尽くす | 「尽くす」の二重表現 |
表にまとめてみましたが、間違いの典型例です。
この場合は、素直に
- 「ご尽力いただき」
を使いましょう。
ご尽力いただきの「いただき」の漢字は誤用!
よく見るのが「ご尽力頂き」と言う表現。
このばあいの
「いただき」
は、ひらがなが正解です。
漢字の「頂き」は
- ➀:物をいただく
➁:食べるや呑む行為
➂:大切にする
などの意味があるので、ご尽力と言う行為に対する、漢字としては不適切で誤用です。
ご尽力いただきのより丁寧な表現!
「ご尽力いただき」
でも、十分丁寧なのですが、ほかには以下のような表現があります。
より「丁寧な言い方」になるかと。
ご尽力いただきまして | 「いただき」は「いただきまして」を省略。元はこちら。 |
ご尽力いただきますよう~ | 協力くださるようお願いする場合の丁寧ないいまわし |
ご尽力賜り | 「賜る」は「もらう」の禅譲語。「賜る」は相手に敬意を示す表現 |
お世話になった、お礼の言い回しですから、間違いないように、さらに此方の感謝の気持ちを伝えるため、間違いない表現を使いたいもの。
誤った表現は使わないように、注意したいもの。
ご尽力いただきのいろんな表現方法と使用頻度の実際!
「ご尽力いただき」の
➀:「ご尽力」表現方法の種類
➁:実際の使用頻度の印象について
について解説と感想・
「ご尽力」の表現方法!
感謝の意を伝える「ご尽力」の表現方法は結構あるんですね。
- 1:ご尽力いただき
2:ご尽力のお陰
3:尽力の賜物(地域貢献などの成果に対して)
ご尽力いただきを、ご尽力のおかげで・・これもいいかと思います。
そして
普通に目上の人に使って構いません。
ご尽力いただきの実際の使用頻度の印象!
私も普通に使っていました。
ただ、そんなに回数は多くありません。
なんで?
そんなに世話になってられないから。
そんなにしょっちゅう、ご尽力いただいたのでは、お前一体何やってんの?
て言われそうに思っていたからです。
好意には、甘んじて受けてきましたが、人頼みはあまり好きではありませんでした。
(好意はあくまでも好意で、尽力してくれとは言ってませんから)
それと、上司に対して使っていいと、言うことが一般的のようですが、例えば自分の仕事がうまくいくと言う事はこれは、上司が成功することでもあるわけです。
そういうことを考えると、上司が「尽力」する事は、当然だと思うのですが、いかがですか?
それに対して「ご尽力いただき」は、私個人としてはどういうものかな~と思うのです。(もちろん仕事外なら別)
同じ会社でも、支店が違ったり、全く関係ない他部署で目上の方であれば、この言葉はもちろん成り立つと思いますが、直属の場合は、使われたほうの上司も感じるものが、もしかしたらあるかもしれません。
「尽力を尽くす」は誤った表現!
「尽力を尽くす」
という言い回しを使う方いますが、これは
「誤った表現」
です。
「尽力」:目的を実現するために力を尽くす
「尽くす」:力を尽くす:果たす
これおかしいですね。
おなじみが並ぶわけです。
典型的な
「重複表現」(二重表現)
になります。
気をつけましょう。
ご尽力や尽力の使い方を場面と例文と会話例で!
この章では
- ・ご尽力や尽力を使う場面。
・使い方を短文の例文で。
・ご尽力や尽力を用いた会話例。
を解説します。
ご尽力いただきや尽力を使う場面は?
「ご尽力いただき」
を使う場面は、やはりビジネスシーンでの、想定が一般的かと思います。
私の場合は、そんなに多くなかったですが(相手に対して)、要所では使う場面はありました。
以下の場面を想定してみました。
場面➀ | 本件成功に向け尽力します(自分に向け) |
場面➁ | 本件成功は皆さんのご尽力の賜物 |
場面➂ | 部長のご尽力により、アポが取れルートが確立できました。 |
場面➃ | 本組合設立は、会員各位のご尽力のおかげ・・ |
場面➄ | 本案件受注には、幅広くご尽力をいただき・・ |
などなど。
場面での使い方として
➀:尽力:自分が最大限の努力を
➁:相手の尽力によって・・
この差があります。
注意しましょう。
「ご尽力いただきや尽力」の使い方を短文の例文で!
以下の例文で。
例文➀ | 新規受注成功の裏には、設計から営業各位のご尽力の賜物と承知します。 |
例文➁ | この度は、プロジェクト推進に、関係各位のご尽力を賜り、無事成功に・・ |
例文➂ | 拝命した以上は、本件に尽力いたす所存、なお、関係各位には協力もお願いいたしたく。 |
例文➃ | 地域の皆様にご尽力いただき、本組合の水利組合発足に、こぎつけました。 |
例文➄ | これもひとえに、〇〇さまのご尽力のおかげ、厚く御礼申し上げます。 |
例文⑥ | お忙しいなか、私どもにご尽力いただき、ありがとうございます。 |
などなど。
定番のフレーズから、少し私の実戦経験から、例文を作ってみました。
私が、一番お世話になった「ご尽力」の相手は
「接待ゴルフ」
の相手のお偉いさんですね。
何せ、芝の上を一緒に6時間近く歩くのですから、世間話から何から、たまには花が咲きます。
- 「何か困ってることはないか?」
そんなこともあったのは事実!
当然「ご尽力いただき」になります。
「ご尽力いただきや尽力」を使った会話例!
以下の当時の、部長との会話例で会話例で。
今度の新事業のリーダーに推薦しておいたよ!
え?ほんとですか?出来得る限り尽力させていただきます。
頑張ったがいいよ。若い人には未来があるからね。チャンスはものにしないとな
部長の今回の推薦に対するご尽力に感謝いたします。
なんとなく、こんなこともあったかな~~と思い出してみました。
誰でも、数回はこんなことが、会社に勤務しているとあるかと思います。
ご尽力の類義語(類語)と言い換えは「お力添え」!
「ご尽力いただき」
の類義語には以下のものがあるようです。
お力添え | 手助け・助力・協力・援助を意味する言葉 |
ご支援 | 人を応援して助けること |
ご協力 | 相手の協力を尊んで言う |
ご助力 | 力を貸してもらうことに対する感謝を意味する敬語表現 |
言い替え | お力添え |
などがあろうかと思います。
いずれも、「ご尽力いただき」と同じような意味で、普通に使われていると思います。
日常の社会では、どちらかというと私の場合、こっちの方が使うかな・・たぶん。
ビジネスのシーンと、それ以外でのお世話になった方や、そういう場面がそれぞれあろうかと思いますが、使い分けって大事なような気がします。
- 「Aの件について、お力添えを頂き、ありがとうございました。」
「Aの件におけるご支援には、感謝しております。引き続き・・」
「Aの件におけるご協力には、感謝の念しかありません。」
などなど・・
何をしていただいたかによって、使い分けることになるのかな・・たぶん。
どちらかというと「ご尽力」に近い、言い換えとしては
- 「お力添え」
が近いイメージがします。
「ご尽力をいただき」の反対語(対義語)は「怠惰」!
「ご尽力をいただき」の反対語を考えてみました。
お力添えをいただくの反対ですから、全く支援はしていただかないこと。
さて?
お願いされて
「あ~~良いよ、俺が何とかしてあげるから、相手に話付けてやるよ!」
とはいったものの、なんとも話が進まず、挙句の果てには、その案件は流れてしまった。
ところで、部長はきちんと尽力してくれたのか?
実は、怠けて何もしなかった。
と言うことかも。
だとすると、やはり
- 「怠惰」
「骨惜しみ」
が、反対語になろうかと。
自分がなんとか‥いえいえ怠けて何もしなかったんでしょ・・もうあなたには頼みませんよ。
こう言うところかと。
ご尽力いただきを英語で表現するとどうなる?
いつものように検索で
ご尽力:Effort
ご尽力いただき:Thank you for your efforts
これでいいようですね。
私はそう思います。
ほかの英訳も調べてみました。
I appreciate your valuable efforts.
(ご尽力に感謝いたします)
I am grateful for your great effort and support.
(ご協力とご尽力に感謝いたします)
ここでは「support」という単語が。
「effort」
が、やはり「ご尽力」で正解なんだと思います。
私はこれまでどれだけご尽力していただいた?感想など!
「ご尽力いただき」
の本記事の内容を以下の表にまとめてみました。
➀:意味 | 相手が力の限り努力したことを敬って言う表現。 |
➁:語源と由来 | 漢字の意味によります |
➂:使う場面 | お世話になった場面や、自分の決意など |
➃:使い方を例文で | これもひとえに、〇〇さまのご尽力のおかげ、厚く御礼申し上げます。 |
➄:類語 | お力添え・ご支援・ご協力・など |
⑥:言い替え | お力添え |
⑦:反対語 | 怠惰・骨惜しみ |
⑧:英語表現 | I appreciate your valuable efforts. |
意味のおさらいです。
「精一杯の力で努力すること」
「最大限の力で取り組む」
こういう意味になります。
ただしこれは、自分が対象の場合の意味で、相手があった場合は、こういうことを、していただいたと言うことを指します。
したがって「ご尽力いただき」と言う言い方は、相手の方からこういう行為を、していただいたことに対する、お礼を述べる言葉になります。
「ご尽力いただきありがとうございました」
こういった言い方は、上のような意味の行為をしていただいて、ことが成就したことに対する、お礼の言葉になります。
私がご尽力いただいた回数等について!どれだけ人に世話になった?
私は基本的に、人の世話になるのは好きな方ではありません。
むしろ「嫌い」です。
なんで?
もちろん相手によりますが、いつも会う相手だと、その後あの時世話になった事は、どうにも奥歯にものが挟まったようで、気まずいからです。
そういうことを考えていたら、そうそう人にものを頼むと言う事は、なかったですね。
上の私の例文で、接待ゴルフの場面を書いてみましたが、そういう親しい取引先の方であれば、そして、言いやすい方であれば、お願いというのがありましたが、そこまで親しくなるのはよほどです。(これは私の感覚ですが)
皆さんはどう思いますか?
また上にもちょっと書きましたが、上司に対してご尽力いただきと言う言葉は、当時も今も私はしっくり来ません。
私の仕事の成績=上司の成績
でもあると思うんです。
もちろん当てはまらない場合もあると思いますが、皆さんの会社ではいかがですか?
もちろん、支社が違ったり、思いっきり大会社で、他部署の立場が上の方であれば、別の会社みたいなもんでしょうから、使っても差し支えないと思います・・が基本、私の考えは上に書いた通りです。
上司には、私は使った覚えがありません。
でも一般的には、使っても差し支えないと言うことなので、よろしいのだと思います。
あくまでも使い方は、個人の判断かと思いますので。
※これは私個人の考えなので、よしなに。
でも続きがあるんです。
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※言葉の意味に対して、型取りの判断では、面白くないと思うので、わたし自身の判断も含めてあえて書いているのが、本ブログの趣旨です。
ヘッダーの写真は、一昨年の展勝地の春の写真です。