「威風堂々」の意味と使い方と例文!類語や対義語と英語表現!
威風堂々とは? 意味は、態度や雰囲気に威厳が満ち溢れてるさま。
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威風堂々な方って、威厳があるよな~~!
Contents
威風堂々とは?読み方と意味を詳しく解説!
「威風堂々」
読み方は「いふうどうどう」です。
意味は以下の解説。
威厳があってりっぱであるさま。「威風堂堂とした行進」「威風堂堂たる風貌」
(デジタル大辞泉)
総じて「威厳があり立派な様子」を言います。
しかしながら、この言葉の中には次の要素も、含まれていることも忘れてはなりません。
本人の意思1 | 自分に対する自負心 |
本人の意思2 | 能力の自信 |
本人の意思3 | 傲慢さも併せ持つ |
他人から見たら1 | 偉そうにしている |
他人から見たら2 | 許せる範囲の偉ぶり感 |
他人から見たら
威風堂々な人に対して
「確かに威厳もあって、能力があり、実績も十分だから、あの偉ぶり感(威圧感)も仕方ないか!」
という雰囲気。
日本では、一般的に「偉ぶる人」は嫌われる傾向にありますから、上のような雰囲気もありそうです。
「威風堂々」
の陰に隠れたこのような考え方も、知っておいて損はないかと。
「威風堂々」(四字熟語)の漢字から意味を詳しく!
「威風堂々」
は四字熟語。
二つに分けられます。
威風:威勢があること。威光が他におよぶこと。(日本国語辞典)
堂々:態度、容姿などが立派で、気品があり、いかめしいさま。(日本国語辞典)
この二つが合わさることで、「威風堂々」を形成しています。
立派で威厳があり、こそこそせず堂々として、威光が及んでいる様子を表しています。
現実、周囲にはいないな~~テレビやネットの世界には、沢山いますが。
しかし、あの「威風堂々」な人がね~~というのも、多いな~~~と最近思います。
威風堂々の語源と由来のお話!
「威風堂々」
の語源と由来のお話。
「威風堂々」は、日本で生まれた四字熟語です。
特に由来ということは、ないようです。
漢字で書く
威:威勢があり、勢いがあり強い勢い
風:様子(さま)
風は、洋風や和風など、・・風という表現で、日常の生活の中でも、広く用いられています。
堂々の「々」は、直前の言葉を繰り返す場合に使います。
「堂堂」も間違いではありません。
堂々:立派で包み隠す部分がない立派なさま
を言います。
元々「堂」という漢字は、その場所での一番メインの立派な建物を言い表し、自分の大事な客人や、儀式などを行う場所から
「堂」
という言葉が、できたといわれています。
この部分だけは、由来があります。
威風堂々を使う場面を考えてみた!
「威風堂々」
を使う場面は、威風堂々を演じたり、感じたりする場面。
場面1 | 威風堂々でなければいけない |
場面2 | 威風堂々を感じる人 |
場面3 | 威風堂々を容姿で |
などなど。
いろんな使い方があろうかと。
威風堂々の使い方を短文の例文の作成で!
以下の例文で。
例文1 | 男ならば、何事にも動ぜず威風堂々としていなくてはならない。 |
例文2 | ゴルフのメジャーチャンピオンのインタビューは、さすが威風堂々たる受け答えで感心。 |
例文3 | テレビで見る、成功者のインタビューは、威風堂々たるもので、威厳さえ感じる。 |
例文4 | 親父の印象は、どう考えても「威風堂々」からは、かなりかけ離れている。 |
例文5 | 威風堂々だった彼も、今では全く見る影もなくなった。 |
例文6 | 貧すれば鈍するというが、「威風堂々」の対極にある気がする。 |
例文7 | 父はいつも威風堂々で、動じることはなく冷静な人だった。 |
などなど。
私が感じる「威風堂々」を例文にしてみました。
威風堂々の会話例!
以下の会話で。
うちの社長って、もう少し自信に満ちた話をすると、良いと思うんだけど。実績は十分なんだから。
そうだな、前の社長は大した実績もないのに、態度だけは大きくて、自分は威風堂々としているつもりでも、周囲は認めてなかったからね。
んで・・偉ぶりの典型みたいなものさ。
それに比べたら、今の社長は、何冊も本を書いているし、威風堂々としていても、誰も偉ぶってるなって言わないと思うけどな~~。
わが社の社長です。
若いのでそういう態度かもしれませんが、かなり謙虚です。
威風堂々の類義語(類語)を四字熟語で!言い換えは「威風凛々」
威風堂々の類義語(類語)はいか。
威風凛々 | 威厳があり凛々しい様 |
威武堂堂 | 威厳があり、りっぱなようす |
威風凛然 | りりしく威厳のある様子 |
揚威耀武 | 武力や勢いがある様子を自慢して見せること |
英姿颯爽 | 堂々とした立派な容姿で勇ましくきびきびとした様子 |
言い換え | 威風凛々 |
言い換えとして適当だな~~と思うのは
威風凛々(いふうりんりん)
です。
意味は
雰囲気に威厳があって、りりしいようす。
を言います。
確かに類義語として多くの場面で、置き換えとして機能すると思います
中国では、「威風堂々」という言葉はなく、同じような言葉で「威風凛々」があります。
なので、こちらを。
威風堂々の反対語(対義語)は「小心翼翼」
威風堂々の反対語(対義語)を考えてみました。
威風堂々は、自信に満ちて堂々としているのですが、反対なら小心者で、いつもびくびく恐れおののいて、不安感バリバリで、自分に自信が持てない様子。
四字熟語でいうなら
「小心翼翼」(しょうしんよくよく)
です。
意味は以下の解説。
①:気が小さく、いつもびくびくしているさま。
②:細かいことにまで気を配り、慎み深くするさま。
(デジタル大辞泉)
反対語として機能すると思います。
他には
「貧すれば鈍する」
ということわざもありますが、こちらは、どんなに立派な威風堂々な方でも、貧しくなれば言葉や容姿までそれに倣ってしまうという意味。
どちらも、対極にあるような気がします。
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威風堂々を英語で表現!
威風堂々を英語で表現すると以下。
- 1:pomp and circumstance
2:solemness
3:solemnity
例文は以下。
The ceremony was performed with the utmost solemnity.
式は最も厳粛に行なわれた
the solemnity of something
雰囲気などが厳かであること
(weblio辞書)
- 1:pomp and circumstance
此方は、イギリスの作曲家エルガーの行進曲集です。
日本語訳が「威風堂々」と訳されました。
しかし、原題となったシェークスピアの「オセロー」の一節では、名誉の戦争を
- 1:見せびらかし
2:物々しい
という、皮肉たっぷりに表現しています。
この辺から、「威風堂々」の意味の中の、「偉ぶり感」などを、連想してしまいます。
威風堂々のいい話!感想とまとめ!
以下のように四字熟語「威風堂々」をまとめてみました。
意味 | 態度や雰囲気に威厳が満ち溢れてるさま |
語源と由来 | 漢字の意味による、エルガーの行進曲集「威風堂々」 |
使う場面 | 威風堂々を感じる人やモノや景色・他 |
使い方と例文 | 父はいつも威風堂々で、動じることはなく冷静な人だった。他 |
類語 | 威風凛然、威武堂堂、威風凛々など |
言い換え | 威風凛々(いふうりんりん) |
反対語 | 「小心翼翼」(しょうしんよくよく):小心者 |
英語表現 | 1:pomp and circumstance 2:the solemnity of something |
「威風堂々」
という四字熟語を、本記事で紹介した要素を、表にまとめると、上のようになります。
イギリスの作曲家エルガーの行進曲集を翻訳するときに
「威風堂々」
と。
もしかしたら、この辺に語源があるかもしれないな~~と、個人的に勝手に考えてみたりしました。
しかも、シェークスピアの「オセロ」の、中の名誉の戦争の中の、皮肉。
言わんとする内容の一端が、ここで見えてくるような気がします。
威風堂々の良いお話!
「威風堂々」
を感じる方は、沢山います。
また、景色だって私はそう思うんだな。
私の地元の、日本三景「松島」の四季や、観光などを紹介したブログですが、景色はまさしく
「威風堂々」
としていて、大好きです。
芭蕉が
「松島や ああ松島や 松島や」
とうたった俳句はとても有名です。
人間の「威風堂々」はどうしたって、そこに至る場面はどうだったのかな?
裏の顔はどうよ?
などと、偉ぶり感などが出ていると、そう思ってしまいます。
景色や物は、そこで見たままです。
感情はないですから。
風光明媚な「威風堂々」な景色を、観光して写真を撮影して歩きたいな~~と。
そんなことを、これを書いていて感じた次第。
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ヘッダーの写真は、私が撮影した、日本三景松島円通院の1月の風景写真です。