濡れ手で粟のことわざの意味は?使い方を例文で!語源や英語表現は?

x-pro3で撮影の西行戻しの松公園の桜の写真

濡れ手で粟のことわざの意味や使い方は?
私の経験からの例文や、語源の由来や英語表現はどうなるかの考察です。

類義語や対義語には、どんな言葉があるか、ちょっと興味があったので調べてみました。
似た意味のことわざにはどんなものが?

そんなことも含めて。
でも、このことわざ世の中には、こんな方タックさんいそうな予感がします!

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濡れ手で粟のことわざの意味は?これは悪い意味?

「濡れ手で粟」

読み方は「ぬれてであわ」です。
おおよそ予想は付くのですが、どんな意味でしょうか?

濡れ手で粟の意味は?

以下のようです。

「何の苦労もしないで利益を得ること」
「苦労せずにやすやすとお金もうけをすること」

です。
これはよく使われていると思います。
最近の世俗では、結構こう思われる案件が、多いな~~と思うのは私だけでしょうか?

粟:お金(結果的にお金に至る場合もあろうかと)

の意味があります。

濡れ手で粟のことわざの語源や由来や歴史のお話!

では、どんな語源や由来で、このことわざ

「濡れ手で粟」

で出来たのでしょうか?
歴史的な背景も。

濡れ手で粟の語源や由来はどんな所から?

はっきりしたことは、不明のようですね。
でも昔っから

「濡れた手で、粟をつかむと手にたくさん、くっついてくるところから」

使われたということで「慣用句」になります。

粟とはどんな作物だ?

昔っから、コメが不作の時や、コメがもったいないので、コメ以外に

「粟」や「ひえ」を食べたようですが、粟は私の地域でも、あんまし見られませんが、「ひえ」は今やコメ栽培の敵で、田んぼに雑草のよう生えて、なかなか手ごわいです。(コンバインに絡まります)

「粟」は、雑穀の五穀の一つですが、今や健康食品ですよね。

とても軽いので、お米のモミと違って、濡れた手で触ると、たくさんついてくるのは、想像に難くないです。
昔はこの辺でも、勝手に育っていましたが、いつしか見なくなりました。

我が家でも、おふくろさんはコメのない時期には、よく食べたといいます。

食べ方は、ご飯に混ぜるんだな。(量を増やすんです)

ぬれてで泡は正しいのか?

これは、誤用のようですね。
泡は、すぐに消えるので

「いくら努力しても実らない」

そう理解してる方もいるようですが、これは間違いで、そもそもの慣用句では、そういう使い方はないということ。

でも、正直解釈の使用では、それもそうかな~~と、日本語は難しいですね。

濡れ手に粟は正しいのか?

もう一つは

ここの「濡れ手で」が「濡れ手に」

「で」と「に」の違いです。

これは、諸説あるようですね~~

やはり濡れ手で粟が、正しいのですが、しかしながら・・

「日本国語大辞典」によると、明治時代にこの

「濡れ手に粟」

の使用例があるそうですし、室町時代後期の資料にも

「ぬれての粟」

の記述があるそうです。
なんか、この接続に使用する

「で」「に」

は、時代での変遷があるのかもしれませんね。

歴史的には、室町時代後期には、こんな記述があったようですから、そのころには「慣用句」として、使用されていたんだと思います。

濡れ手で泡の有名な歌舞伎の言葉!

これは、有名な歌舞伎のセリフ!

「棹の雫か濡手で粟、思いがけなく手に入る百両、こいつぁ春から縁起がいいわえ」

この、春から縁起がいい・・は、何となく聞いたことがあるかと。
私も、思い出しました。

これに、濡れ手で粟がくっついていたんですね~~

勉強になりました!

濡れ手で粟を使う場面や使い方を例文で!

「濡れ手で粟」を使う場面って、苦労しないで利益を得た場合や、お金がなぜか入った‥そんな場面かと思いますが、之ばっかりは私の経験上、少ないのでどうかな~~と思いつつも、思い出しながら作ってみます。

使う場面は、苦労しないでお金が入った場面や、思いがけず高収入が‥の場面かと思います。

濡れ手で粟の使い方を例文で!

以下のように作成してみました。

1:楽天に田中君が戻って、球団はグッズ売り上げが急上昇、まさに濡れ手で粟の状態がやってくるかもしれない!
2:先生方に申告必要なしの収入が?それで高級ホテルなんて、まさに濡れ手で粟の状態だな。
3:天下りって、どう考えたって濡れ手で粟だよな~~
4:最初は苦労したけど、完成後は売り上げがどんどん上がって、社長の車は「BMW-7」になり、まさに濡れ手で粟の状態だ。
5:試しに購入した株が大当たりで・・濡れ手で粟とまではいかないが、結構な儲けになった!

などなど・・いかがでしょうか?

すべて私の感想や、私の経験です。
しかし・・最近のある先生の記事・・驚いたな~~
報告義務のない、収入なんて・・それで帝国ホテルですか~~~

我々庶民からしたら、またこの感染症の非常時下で、泣けてくるな~~困ってる方が、たくさんいるのに。

楽天はよかったですね~~
多分。グッズの売り上げで、田中君の年収までは無理でも、相当数行けるかと思いますよ~~~

が・・お客さん入ればですが・・まさか無観客かもな~~そうなったら、無理かもしれませんが。

濡れ手で粟の類義語や対義語にはどんなものが?

濡れ手で粟の類義語や対義語には、以下のような言葉があるようです。

濡れ手で粟の類義語は?

以下のようです。

  • 1:一攫千金
    2:漁夫の利

ですかね~~

一攫千金で、成金に‥なってみたいですね。
言葉では、大儲けやぼろもうけなどもありますが、似たことわざということで。

漁夫の利はこちらで紹介しました。

漁夫の利って何?意味や英語や例文での使い方!国の時代背景は?

結果的には、濡れ手で粟になるのですが、過程がちょっと違いますね。
一攫千金は、狙ってもそうならないものですね。

濡れ手で粟も、現実はなかなか・・

濡れ手で粟の対義語は?

以下のようなものがあるようです。

「骨折り損のくたびれ儲け」

ですかね~~私的には。
上で紹介した、間違った使い方ですが

「濡れ手に泡」

ですね。
いくら努力しても、泡と消えるんですな。
もちろん、これは誤った使い方ですが、いくら結果を求めても、結局徒労に終わった‥そんな例えです。

こんな場面って、感じることはないですか?

私は、何度もあります。

濡れ手で粟を英語で表現するとどうなる?

いつものように検索で

濡れ手で粟:Millet with wet hands

なんかそのまんまですが、之でいいのかな?

他の英訳は?

easy profit

お~~これすごい!
ですね。
簡単に結果(利益)を得られるんですね~~

こちらですね。

The politician had sticky fingers, and 5% of every contract ended in his pocket.
(その政治家は平然とわいろを受け取り、契約の5%が濡れ手に泡で彼の懐に入った)

う~~ん・・いつの世にも、こういう輩は多いんです。
最近もありましたね。

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世の中生きていると、いろんな失敗や成功がありますが、参考にするにはいい表現だと思います。
人のふり見て、我が振り直せとも言いますからね。

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歴史的な背景については、とてもも白かったですね~~
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「濡れてで粟」

について、諺としての意味を、また語源や例文について考察してきました。
このことわざの意味は

「苦労せずに大きな利益を上げること」

ですね。
大きな利益=お金ということがいえます。
ただしそれだけに限らず、注文がどんどん舞い込んできたとか、苦労せずに商品がどんどん売れたとか、そういうことも、ことわざの対象になると思います。

由来と歴史の中で

  • 「濡れ手で泡」
    「濡れ手に粟」

などとの違いについても、考察してみました。
歴史的には、室町時代の後期の記述にあるそうなので、この時期には既に確立されていた使い方なのかもしれません。

濡れてで粟と言えば私の思い出!

以前の会社で、できるかできないかわからないものを受注したのですが、3ヶ月ほどしんどい思いをして、何とかものにしたのです。

ところがその商品が、取引先から注文がどんどん舞い込んで、現場はてんてこまい。
2ヶ月ほどで、生産も落ち着いて、後はどんどん作るだけ。

仕事は安定して、毎週ゴルフ三昧で・・となれば良いのですが、そうなったのは

「社長だけ」

でした。
まさに「濡れてで粟状態」で、車はBMWの7シリーズに交換。

実際に開発した、私は何も変わりませんでした。
ボーナスも普通。
昇給も普通。

あの時はため息が出ましたね。

誰でも、自分が濡れてで粟でなくても、身近な人や、ネットニュース等で聴く場合は、結構あります。

そんな時に思うのは

「なんで俺には回ってこない??」

なんだな。

皆さんはいかがですか??

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ずいぶんとまた、高級な遊びだったんですな~
語源も面白かったです。
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ヘッダーの写真は、私のフジの愛機の一眼カメラで撮影の、松島の西行戻しの松公園の春の桜の風景です。

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