罵詈雑言とは?読みや意味や由来は?使い方の場面と例文や英語表現!
罵詈雑言と悪口の違いは?
読みや、罵詈雑言の意味や四字熟語の由来はどういったものからでしょうか?
また、私なりに使い方の想定場面と、例文や英語表現についても考察してみます。
罵詈雑言の心理とは、どんなものでしょうか?
悪口の形容では、やはり極みなのかもしれません。
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罵詈雑言とは?読み方と意味と悪口との違いは?
「罵詈雑言」
よみかたは「ばりぞうごん」
です。
意味はどんな意味なんでしょうか?
罵詈雑言の意味と悪口との違いは?
罵詈雑言の意味は
「およそ聞きたくない汚い言葉で、相手の悪口を並べたててののしること」
とあります。
または
「相手に向かって、悪口の限りを尽くす!」
「口を極めた悪口」
などなど・・
これで、悪口との違いは、歴然ですね。
悪口をいっぱい重ねた頂点の極み、それが「罵詈雑言」ですね。
しかし、同じ罵詈雑言でも、人それぞれ悪口の表現が違うと思いますが、いずれ相手の感じ方もあるでしょうが、意味的には悪口の極み・・ですね。
漢字の解釈は
- 罵:ののしる
詈:ののしる
同じような意味ですが、形容が違うようです・・(チョと難しい)
- 罵詈:口汚くののしること
雑言:悪口や言いがかりなど・・
と言う意味です。
両方合わせると、相手を強烈な言葉でののしるという、そんな意味になります。
こういうのは、やりたくも会いたくもないな~~が印象です。
罵詈雑言の由来は?
「罵詈雑言」
の由来は、前漢に記された司馬遷の「史記」の
「魏豹(ギヒョウ)伝」
にでてきます。
それによると
楚漢戦争の時代に、漢の劉邦(のちに統一して高祖)の配下になるよう「魏豹」が勧められたのですが(説得)、魏豹曰く
「劉邦は、諸侯・群臣をまるで奴隷を罵(ののし)るように詈(ののし)り、少しも上下の礼節がない。」
と言って、断ったそうです。
その時の上記の文言の、罵詈が最初のようです。
このように、魏豹は同義語の罵と詈を二つ並べて、形容したわけですね。
これが多分ですが、私が思うに悪口の極みなんだべな~~と思った次第です。
しかし・・結果的にこの
「魏豹」
と言う方は、どんな運命をたどったんだろうか?
って‥調べてみたら、やっぱしリーダーを見る目がなかった人だな~~
って・・GYAOで無料動画をやってました。
これ思い出しました。(罵詈の部分ではなく、この方出てきました)
参考までに司馬遼太郎の
「項羽と劉邦」
はこの時代の物語です。
とても面白いですよ~~
罵詈雑言の使い方の場面と私なりの例文は?
「罵詈雑言」
の使い方ですが、之の場面ってどんな場面でしょうか?
一般的に、使うことってほとんどないのが、普通だと思うのですが。
これ頻繁にやってたら、周囲から異様な目で見られそうです。
なので、もっぱら体験談的ですね。
罵詈雑言の例文を私の経験から作ってみた!
以下のように作ってみました。
なるべく自分の体験的に。
1:20代の頃の係長職での会議で、上司に食ってかかり罵詈雑言を浴びせたけど、今思えばいただけなかったな~~
2:親戚の義弟に貸したお金の使途で、彼に罵詈雑言を浴びせて怒ったのだが、今思えば彼なりに困っていたんだと思う。心情的にはどう思っていたんだろうか?
3:夫婦喧嘩で、妻に罵詈雑言を浴びた!もう離婚しかない?いえいえこのくらい辛抱だ!
4:よって、相手の弱点について罵詈雑言を行ってしまったらしい・・覚えてないのだが。
5:SNSで罵詈雑言を浴びて、炎上してる方が多いようですが、書く気持ちって俺にはわからんな~~
などなど・・
最近は、SNSなどでの炎上が、話題ですよね。
罵詈雑言は、言うものと思っていたら、最近は書くのも該当すると思います。
気を付けないといけないですよね。
罵詈雑言の類義語にはどんなものが?
罵詈雑言の類義語には
- 1:悪口雑言
2:罵詈怒号
3:罵る
4:悪口
5:罵倒
6:誹謗中傷
7:痛罵
8:罵詈讒謗
もっとあるのですが・などなどが、類義語になろうかと思います・
悪口関係は、いろんな表現があって、要は感情には表現方法が、タックさんあるということではないかな~~って思った次第です。
罵詈雑言を英語で表現すると?
まずは検索で
罵詈雑言:Abuse miscellaneous words
なるほど、これはこれでもよさそうに思います。
他には・・・
abuse
revilement
vilification
insult
contumely
などなどの単語があります。
文章では
and he ran on again for a while with curses.
(奴は再び罵詈雑言の限りを尽くした)
う~~ん・・最近あったような‥民主主義先進国で・・
Then all of a sudden there was a tremendous explosion of oaths and other noises–the chair and table went over in a lump, a clash of steel followed, and then a cry of pain,
(突然罵詈雑言が飛び交い、いすや飛び交う物音とひっくり返り、県がかち合う音が続き悲鳴が上がった)
これは映画のワンシーンのようなイメージかと。
罵詈雑言をこれまで生きてきて何度浴びたか?感想!
「罵詈雑言」
をこれまでどのくらい浴びてきたか?
または
これまでどれくらい浴びせてきたか?
考えてみました。
1番言った回数が多いのは、やはり20代かな。
仕事上で、会議が頻繁だったので、やはりみんなが熱くなっていました。
そうなると、相手を罵り会うことも度々だったな。
もちろん、たくさん言われました。
出る杭は打たれますから。
30代になると、立場上結構、上の方になったので、自分から言う事は、少なくなったような気がする。
下からの突き上げも、そんなにない時代で、平和だったような気がするなぁ。
その辺になると、だんだん大人になってきて、言葉的にもある程度、うまく躱す(かわす)ことができたような気がする。
40代になると、争い事が嫌になってきて、それは今でもそうですが、怒りのテンション上がってくるとやはり
「ここで爆発してはだめじゃん!」
て・・自制するようになったような気がする。
今は、60過ぎましたから、罵詈雑言なんぞ老人なので、私に言う人もそんなにいなくなりました。
もちろん私もこの年で、丁々発止のやり取りをしようとは、全く思いません。
争い事があっても、その場をなんとか丸く収めようと思いますね。
平和であることが1番です。
私の87歳のお袋さんがよく言うのですが
「言った口は元に戻らない」
といいます。
要は言ってしまった事は、これは実績として残って、元には戻らないのです。
その例えですね。(いわれた方の記憶に、いつまでも残りますから)
私はよく
「ああ言ってしまった。言わなければよかった。」
これがもし罵詈雑言なら、何をかいわんや!ですね。
口は災いの元です。
気をつけましょう。